ラトックシステムは5月17日、HDMIエクステンダー「RS-WHDEX20」を発表した。HDMIケーブルをワイヤレス化するための装置で、レコーダーやパソコン、家庭用ゲーム機などのHDMI対応機器とテレビやプロジェクターなどの表示機器が離れている場合でも、長いHDMIケーブルを配線せずに済む。希望小売価格は税別64,800円で、発売は5月下旬の予定。
ペアになった送信機と受信機をそれぞれの機器に設置することで、HDMI対応機器の映像と音声をワイヤレスで伝送できる。伝送距離は最大20m(見通しのよい場合)。対応解像度はフルHD(1080p)までで、4Kには対応しない。付属のIR受信ケーブルを受信機に、IR送信ケーブルを送信機に接続することで、手持ちの再生機器のリモコンを使って操作できる。
映像や音声の信号を圧縮して伝送するため、送信側と受信側では約0.3秒の遅延が生じる。また、周囲の電波状況によっては、動画がなめらかに表示されない場合もあるという。
送信機や受信機を壁に設置するためのウォールマウントキットが付属する。本体サイズはW85×H13×D83mm、重さは約70g(送信機、受信機とも共通)。