テレビ朝日系で2019年4月から1年にわたって放送されるドラマ『やすらぎの刻~道』(平日昼帯放送予定)の出演者オーディションに、約5,000人の応募が集まった。
倉本聰氏が脚本を手がけ、2017年4~9月に放送された『やすらぎの郷』の主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」が映像化されていくというストーリーが描かれる同ドラマ。作品の前半の主演は清野菜名で、戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じる。
物語は80年間にわたって続き、時代の変遷と共に多くの登場人物が予定されているため、番組では若手俳優を積極的に抜てきするオーディションを開催。15~35歳の男女でお4月26日から募集を開始し、5月11日の締切までに、男性1,981人、女性2,984人、計4,965人の応募が寄せられた(年代別内訳/15~19歳:731人、20~29歳:2,910人、30歳~35歳:1,324人)。
この応募数を聞いた倉本氏は「スゴイなぁ!」と驚き。さらに、これからはじまる審査に向けて、「"数"で驚いたけど、次は"質"で驚きたい。この番組でスターを生み出したいと思ってやっているので、それを念頭にしっかり審査をしていきたい。そして、よい人材はどんどん抜てきしていきたい」と、期待を語っている。
今後、第1次(書類審査)、第2次(面接)、第3次(プロデューサー・監督面接、演技審査)、最終審査(倉本氏出席の下、面接・演技審査)という5つの段階を経て選考。採用人数は10~20人程度を予定しているが、素晴らしい人材との出会いがあれば、人数に制限なく採用することも考えられている。