JR北海道は16日、建設工事を進めている函館本線苗穂駅の新駅舎を11月17日に開業すると発表した。札幌市が整備する自由通路も同時に供用開始する。
新駅舎の建設は札幌市が実施する苗穂駅周辺地区まちづくり事業にもとづくもので、現駅舎より西側の札幌寄りに約300m移転し、ホーム2面を備えた鉄骨造り2階建ての橋上駅舎を新設する。延床面積は約1,450平方メートルで、15人乗りのエレベーター2基を備える。ホーム階外壁やエレベーターシャフトにはレンガを用い、苗穂の歴史性と地域性を表現。改札正面には列車が行き交う光景を眺められるガラススクリーンとする。
南北をつなぐ幅員6m、延長約130mの自由通路と、北口・南口の駅前広場は札幌市が整備。駅前広場の広さは南口が約5,000平方メートル、北口は約3,800平方メートルとされた。