アクアは5月15日、冷蔵、冷凍、チルドの3モードを切り替えられるファン式冷凍庫「COOL CABINET(クール キャビネット)」を発表しました。容量別に、153Lの「AQF-GS15G」と134Lの「AQF-GS13G」の2モデルを用意し、5月16日に発売します。価格はオープンで、推定市場価格はそれぞれ7万円前後(税別)、6万円前後(税別)です。
COOL CABINETは、1人暮らしならばメインの冷蔵庫として使えるでしょう。子どもがいる家庭などでは、2台目の冷蔵庫、2台目の冷凍庫、2台目のチルド室としても利用できるので、キッチンでメイン冷蔵庫の隣に置くもよいと思います。
ですがアクアがCOOL CABINETで提案するのは、「キッチン以外にも冷蔵庫を置く」という新たなライフスタイル。リビングや寝室など、どこに置いても映えるよう、ドア面と天面を真っ黒なガラス素材で覆うシームレスなデザインを採用し、AV機器を彷彿とさせるようなたたずまいとなっています。
最大の特徴は、冷蔵、冷凍、チルドの3モードを切り替えられる点。リビングや寝室に置き、冷蔵モードで飲み物を入れまくるのもよし、冷凍モードで好きなアイスを入れまくるもよし。アクアは「自宅でホームパーティーを開催するとき、使う食材を保存する専用のチルド室や、飲み物を保存する専用の冷蔵庫として使ってほしい」と語ります。
アクアによると、近所のママ友や職場の同僚などを招いて、自宅でホームパーティーを開催する家庭が増えているそう。1年以内にホームパーティーを開催したことがある30代から50代1,380人に、ホームパーティーの頻度をたずねると、1カ月に1度が8%、2カから5カ月に1度が25%、半年に1度が27%という結果に。ホームパーティーをする人のうち、60%以上が少なくとも半年に1度はホームパーティーを開催していることになります。
ホームパーティーの準備として、大量の飲み物や食材を購入し、冷蔵庫に保存しておく必要があります。冷蔵庫内がぎゅうぎゅうな場合、ホームパーティーで使う食材や缶ビール、ワインを入れるためのスペースをこしらえるには、相当な労力が必要です。
そこでリビングに置いて活躍するのがCOOL CABINET。缶ビールやワイン、ホームパーティー当日の料理で使うための食材などを保存しておけば、キッチンに置くメインの冷蔵庫内は圧迫されません。
そのうえ、ホームパーティー当日は、飲み物を補充するため何度もキッチンへ取りにいく手間が省けます。お客さんがCOOL CABINETから自由に飲み物を取り出してもいいでしょう。
ホームパーティーに招いたお客さんが好意で「わたしが飲み物をキッチンの冷蔵庫へ取りにいくよ」と言ってくれることがありますが、普段使っている冷蔵庫の中身を見られるのはいい気がしません。せっかく気合いを入れてお洒落な料理を出したのに、冷蔵庫に保存した昨夜のおかずの残り物をお客さんに見られたら恥ずかしくなってしまいます。
また、たとえば寝室の冷蔵庫としてCOOL CABINETを置いておけば、のどが渇いたときにすぐ飲み物を取れます。筆者の実家は一軒家で、キッチンは1階、寝室は2階にあります。のどを潤すためだけに1階にあるキッチンの冷蔵庫へいくのはすさまじくおっくう。寝室にCOOL CABINETがあれば生活が楽になるな、と思いました。ただCOOL CABINETは容量134Lの「AQF-GS13G」でW503×H1,185×D598mmと、2台目の冷蔵庫としては少しサイズが大きめ。インテリアとして飾れるくらいお洒落なデザインではありますが、存在感も大きいので、置き場所は悩みどころかもしれません。
基本性能も充実。肉や魚を一気に冷凍する急速冷凍機能を備えたほか、ドアの前面には温度設定を行うタッチパネルを搭載しました。庫内にはLED照明を取り付け、庫内を明るく照らします。
本体サイズと重量は、容量153Lの「AQF-GS15G」がW503×H1,310×D598mmで46kg、容量134Lの「AQF-GS13G」がW503×H1,185×D598mmで43kgです。
同時に、RIZAPの子会社であるRIZAP COOKとコラボした「おもてなしを心地よく」キャンペーンも実施。COOL CABINETを購入した人はもれなく、COOL CABINETを活用したレシピブックやスイーツセットがもらえます。