京都鉄道博物館は15日、同館の展示車両100系122形5003号車の車内公開と展示品解説セミナー「硬券印刷機」の開催について発表した。100系122形5003号車の車内公開は6月の土・日曜日、10時から16時30分にかけて実施(12時から13時30分まで休止)される。
新幹線100系は東海道・山陽新幹線で活躍した0系の後継車両として登場。現在、京都鉄道博物館の本館1階に展示されている100系122形5003号車は、1989(平成元)年に日立製作所で製造されたモーター付きの先頭車(全長26,050mm×全幅3,380mm×全高4,490mm)で、最高運転速度は230km/h。往時は「グランドひかり」として活躍したという。
京都鉄道博物館では週末を中心に月替わりで展示車両の車内公開を実施しており、今月はトワイライトプラザに展示されたオロネ24形4号車の車内を公開中。6月の100系122形5003号車に続き、7月は500系521形1号車、8月はクハネ581形35号車、9月はクハ489形1号車の車両公開を予定している。
展示品解説セミナー「硬券印刷機」は昨年11月に開催され、好評だったことから6月にも開催されることになった。6月23・24日の2日間、本館2階「生活と鉄道」にて11時・13時・15時から各回40分の実施を予定しており、硬券について解説し、硬券関連の資料映像を上映するとともに、硬券印刷・日付印字・改札鋏の体験などを行う。定員は各回とも先着20名。参加する際、セミナー開始30分前から配布される整理券が必要となる。