花王のヘルシアはこのほど、「父親の健康に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は4月13日~16日、1年以上単身赴任している40代~50代の父親203名と、父親と離れて暮らす20代~40代の子ども468名を対象にインターネットで実施したもの。
父親に一人暮らしを始めてからの食生活の変化を尋ねたところ、外食・間食・飲み会の多い「暴飲暴食タイプ」が37%で最も多かった。次いで、不規則に単品で済ませる「適当タイプ」(34%)、健康面を意識した自炊をする「健康志向タイプ」(29%)となっている。
暴飲暴食タイプと適当タイプを合わせた割合は71%で、およそ7割の単身赴任の父親が乱れた食生活を送っていることがわかった。
一人暮らしを始めてからの体型変化について聞くと、53%が「太った」または「やや太った」と答えた。「変わらない」は33%で、「やや痩せた」と「痩せた」の合計は15%だった。
一人暮らしを始めて体型や容姿の変化で気になることを聞くと、49%が「お腹が出てきた」と回答した。「全体的に太った」「たるんできた」は各24%、「顔が丸くなった」は20%となっている。
体型や容姿の変化を子どもに指摘されたことがあるか尋ねたところ、全体では48%が「ある」と答えた。しかし「暴飲暴食タイプ」の場合、75%が「指摘されたことがある」と答えている。「健康志向タイプ」では64%、「適当タイプ」では70%が「指摘されたことがない」と回答した。
子どもを対象とし、離れて暮らす父について心配していることを尋ねると、最も多い回答は「健康状態・体調」(65%)で、「食生活」(32%)が続いた。
久々に会った父がスリムで健康的な体型だとどう思うか聞いたところ、64%が「尊敬する」と答えた。一方、 久々に会った父が太っているなど不健康な体型だとどう思うかについては、60%が「ショックだと思う」と回答している。
久々に会った父がスリムで健康的な体型だった場合、尊敬すると回答した割合を男女別で見ると、女性の方が16ポイント高かった。父が太っているなど不健康な体型だった場合、ショックであると回答した人の男女比を見ると、女性の方が13ポイント高く、父親の体型に対する意識は女性の方がシビアであることがわかった。