セガが手がけるアイドル育成アプリゲームプロジェクト『Readyyy!』のイベント、「『Readyyy!』ゴー☆ルドステージVol.1 ~僕ら、明日に向かって歌います!~」が4月28日、東京・原宿クエストホールにて行われた。総勢18名のキャストが出演し、新曲初披露に、朗読劇など盛りだくさんの内容でファンを沸かせたこの日。今回は昼の部の模様をレポートしよう。
出演者は以下、キャスト18名とMC2名
●SP!CA
久瀬光希役・住谷哲栄、錦戸佐門役・長谷徳人、五十嵐比呂役・小宮逸人、紺野梓役・遠藤淳、胡桃沢タクミ役・観世智顕
●摩天ロケット
藤原蒼志役・澤田龍一、伊勢谷全役・大町知広、真田淳之介役・服部想之介、高千穂亜樹役・梅田修一朗
●Just 4U
明石達真役・黒木陽人、柳川彗役・古田一晟、綾崎小麦役・安田駿、折笠凛久役・美藤大樹
●RayGlanZ
宗像十夜役・近衛秀馬、碓井千紘役・小野将夢、香坂安吾役・三浦勝之
●La-Veritta
上條雅楽役・榊原優希、清水弦心役・田中文哉
●MC
松風雅也、松原大典
ステージ上のスクリーンに映し出されたカウントダウンがゼロになると、摩天ロケットが元気に登場する。今回のイベントは、いきなりのライブパートからスタート。「キミが見た空は」で、イベントは開始早々から大きな盛り上がりを見せる。
続くLa-Verittaは「BEAT IN LOVE」を美しく響かせ、Just 4Uは「大胆不敵に恋したい」で、RayGlanZ(レイグランツ)は「GO NOW!」でそれぞれに会場を盛り上げる。最後にSP!CAが「Special Nu World」を爽やかに歌い上げた。
ライブの興奮さめやらぬ中、MCの松風、松原が登場し、18人もステージに再登場。キャラクターそれぞれの個性が出たセリフとともに自己紹介をし、客席を沸かせた。
澤田が松風からトークを振られたのをきっかけに、摩天ロケットは「原宿にー! イグニッション!」とユニットの決めポーズを披露。ここで、『Readyyy!』プロジェクトの生放送番組で考案されていたSP!CAのコールアンドレスポンスも”おためし"されることに。「みんな、SP!CAのこと、スピカー!?」との掛け声に、客席も「スピー!!」と大声で応え、SP!CAメンバーは満足げな笑顔を浮かべていた。
ここで松風は、黒木にも「Just 4Uのポーズは?」と突然の無茶ブリ。黒木は苦し紛れにハンドサインで「Just! 4! U!」とポーズしてみせたが……、不発。会場はなごやかな笑いに包まれる。
オープニングトークが終わると、ユニットごとの短い朗読劇パートへ。SP!CAは、ライブに向けて内容を5人で相談しているシチュエーションが描かれる。佐門は"アイドル戦国時代"を生き残るために他のアイドルを調べデータベース化していると言い、メンバーはびっくり。「みんなが幸せになれるような時間にしたい」と語るファン思いな光希など、メンバーの個性が垣間見られた。
摩天ロケットはクイズ番組の出演に合わせて4人で番組の予行演習をすることに。お笑い大好きな淳之介がハイテンションでクイズを仕切るものの、あさっての方向に回答を繰り広げるほかの3人。さらに亜樹からは「クイズの回答ふつうじゃない? もっとひねってよ」と突っ込まれてしまい、3人に振り回される淳之介の立ち位置が浮き彫りになっていた。
朗読を終えた感想をたずねられ、遠藤は「『SP!CAの方向性を~』っていう佐門のセリフは、最近長谷っちからも聞いたような気がします」とコメント。不思議とキャストとキャラクターがリンクしていたと言う。
続いて、オープニングよりさらにパワーアップしたライブパートがスタート。この日はなんと、第3弾楽曲が初めて披露された。
SP!CAは、遠藤の「僕たちと一緒に会場を青く輝かせてください」という一言から「『SP!CA ~Blue Light Stars~』」で息の合ったダンスを見せる。そして、新曲の「MY BEST FRIENDS」を披露。タイトル通り5人の絆を思わせるミディアムテンポな楽曲を大切に歌い上げた。
「スタートライン」で切ないメロディを響かせた摩天ロケット。新曲の「Pendulum」は、今までの摩天ロケットの楽曲とはうってかわったクールさをまとった曲だ。激しいダンスとともに、シャウトをまじえた4人のラップパートも光っており、会場を一気に熱狂へと導く。
Just 4Uは「DOKI DOKI」でオトナの表情を見せた後で、新曲「Four JUMP」ではとびきりキュートな表情を見せる。古田曰く「キュート組の二人(小麦、凛久)がかわいい曲」とのことで、二人を演じる安田、美藤の歌唱パートやコミカルなダンスに目を奪われる。
RayGlanZのパフォーマンスは「すきだ」からしっとりとスタート。そして「新曲はさらにかっこつけちゃうんで!」と小野が宣言し、その通りにアダルトでダンサブルな新曲「Shining magic」を披露した。バックスクリーンに映し出された夜の街並みと、セクシーな3人の歌声とダンスに、会場中が魅了されていく。
最後に登場したのはLa-Veritta。「COLOR」を歌い上げると、続いて披露したのは新曲の「鳳翔」。サビの華やかなメロディが心地よい楽曲だ。赤い照明に照らされて、いつにも増して情熱的な歌声を響かせる二人がそこにいた。
ライブパートが終わると、ステージにJust 4Uが登場。ファンとともに「大胆不敵に恋したい」のMV初公開を見届ける。4人のキャラクターがいきいきとステージを駆けるMVに、ファンは大興奮。古田は「これはもう、日本の宝です……!」とため息まじりにコメントしていた。
イベントは後半戦へ。Just 4Uは朗読劇で、雑誌の撮影で訪れた海へ再び4人で遊びに来ている。ヤドカリやナマコを怖がる凛久を、彗が面白がってからかう様子が微笑ましい。小麦は達真のような筋肉に憧れており「いつか腹筋をちぎりパンみたいなカタチにしたい」と発言。これには客席からもクスクスと笑いがこぼれていた。
RayGlanZの朗読劇は、彼らのイメージを裏切るコメディタッチな内容だ。舞台に出演する3人が、普段のキャラクターとは異なった配役で、台本の読み合わせを行う。千紘は「治癒」が読めず、意外と漢字に弱いことが露呈。また、冷静な安吾が「ヒャーッハッハッハ!」と野蛮な吸血鬼として高笑いする場面では、あまりのギャップに会場から笑いが巻き起こっていた。
ラストはLa-Verittaの朗読劇。歌番組の収録で行われるインタビューに向けて、弦心が雅楽へインタビューの予行演習を行う。イヤイヤながら答える雅楽だったが、弦心はそんな雅楽の態度を意に介さず、その回答ひとつひとつに愛が溢れるコメントを返す。雅楽は「いちいちコメントするな!」と困惑。雅楽の不器用な性格と、それを包み込む弦心のおだやかな人柄が感じられた朗読劇であった。
盛りだくさんのイベントもいよいよ終盤へ。ファンがそれぞれに推しユニットの名前を叫ぶと、18人が再びステージに勢揃いする。衣装からTシャツ姿に着替えたキャストたちは、全員が手にアクリルプレートライトを持っていた。
ここで、総合プロデューサーの入江秀毅氏からサプライズメッセージが。なんと、SP!CAのMVが制作中で、今後のイベントで発表されるとのことだ。さらに、第2弾楽曲のCDが、6月3日のイベントで先行発売されるという。
最後は18人全員で、「たった ひとつの ありがとう」を初披露。こちらはイベントのために書き下ろされた楽曲で、CD収録も現在のところ予定はないそう。ひとりひとりにソロパートが用意されており、ユニットを越えた掛け合いも。肩を組んだり、笑い合ったりと、キャストたちの和気あいあいな空気感は、見ていて笑顔になってしまう。
フルボリュームのイベントはこうして閉幕。回を追うごとにキャストたちのパフォーマンスが磨かれ、目まぐるしく展開が発表されていく『Readyyy!』プロジェクト。これからも目が離せない。