シグマは5月11日、デジタル一眼用のマクロレンズ「70mm F2.8 DG MACRO | Art」の価格と発売日を発表した。3月に開かれたカメラ展示会「CP+2018」の直前に開発発表をしたフルサイズ対応のマクロレンズで、かつて販売され「カミソリマクロ」として往年の写真ファンに高い評価を得た名レンズのデジタル対応版という位置づけの製品。

希望小売価格は税別69,000円。発売日は、キヤノン用が5月25日、シグマ用が6月22日。ソニー用は発売日未定となっている。

  • CP+直前に開発発表をしたマクロレンズ「70mm F2.8 DG MACRO」の発売日や価格が発表となった

高画質を追求した「Artライン」の交換レンズでは初となるマクロレンズ。オートフォーカスの高速化よりも高画質を優先するため、繰り出し式のフォーカスを採用。合焦部をシャープに描きつつ、色にじみのないボケとの対比を楽しめるようにした。キヤノン用とソニー用では、周辺光量補正や色収差補正などのレンズ光学補正に対応する。

  • 高画質化を図るため、繰り出し式のフォーカスを採用する

キヤノン用とシグマ用はテレコンバーターに対応しているのも特徴。1.4倍のテレコンバーター「TC-1401」装着時は98mm/F4相当、2倍のテレコンバーター「TC-2001」装着時は140mm/F5.6相当の中望遠マクロレンズとして使える(TC-2001装着時はマニュアルフォーカスのみ)。

レンズの最大径は70.8mm、長さは105.8mm。重さは約515g。