フジ・メディア・ホールディングスは10日、2020年度までの中期経営計画を発表。傘下にあるフジテレビのゴールデン・プライム帯の視聴率を、20年度で10%+αに上昇させる目標を掲げた。
同計画は、ゴールデン・プライム帯の視聴率向上に注力する方針を提示。番組制作費は、17年度が806.8億円で、前年度から75.4億円削減となったが、次期19年度から増加させることを計画し、「全社レベルで費用水準の見直しを進めながら、タイムテーブル強化へ経営資源を戦略的に投下」するとした。
また、例年6月末~7月頭に実施していた人事異動を、4月30日付に繰り上げて実施し、体制を整備。今後、改編ごとに視聴率アップさせ、17年度でゴールデン(19~22時)7.8%、プライム(19~23時)7.7%だった視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を、20年度で「10%+α」にするという目標を設定した。
なお、トレンディドラマのヒットメーカーだったことで知られる大多亮常務が、系列の関西テレビ社長に就任すると一部で報じられたが、フジ常務に留任することも発表された。