女優の小松菜奈と俳優の大泉洋がW主演を務める映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)の主題歌、「フロントメモリー」のMVが10日、公開された。
同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。
主題歌の「フロントメモリー」は、ロックバンド・神聖かまってちゃんの名曲を、次世代の歌姫・鈴木瑛美子がカバー&アレンジし、音楽プロデューサーの亀田誠治がプロデュースした。11日から先行配信が開始されるのに先駆けて、ミュージックビデオが公開。『恋雨』の永井聡監督が制作した。原作の眉月が『恋雨』のテーマソングと位置づける「フロントメモリー」の楽曲にのせて、映画本編の映像が惜しげもなく使用された。
MVでは、元陸上部員の主人公・あきら(小松)が全編にわたって、走る姿をこれでもかと見せていく。また、あきらがアルバイト先のファミレスの店長・近藤(大泉)に片想いを募らせていく様子が紡がれ、あきらの挫折が象徴的な雨とともに抒情的に語られるシーンや、激情をぶつけるシーンなど、映画の雰囲気を感じられる映像となっている。
MVとあわせてジャケット写真も初解禁。ジャケットを描き下ろした眉月は「風が駆け抜ける学校のベランダであきらが『フロントメモリー』を聴いているイメージで描きました。の子さんの描く女の子のイラストもこっそりと校舎の壁に」と明かす。「大好きな曲のジャケットを描けるなんてとってもとっても嬉しいです!」と喜びを表した。
MVについては、「晴れているようで曇ってて、元気なのに憂鬱で。 思春期の女の子にぴったりな曲だなぁと思いこの曲を勝手に あきらの、恋雨のテーマソングとして連載中ずっと聴いていました」と振り返る眉月。「連載を終え、アニメも映画も完成し、まるで恋雨の集大成のようなMVだと思いました。 携わってくださったすべての方に心より感謝いたします! 神聖かまってちゃんは天才」と語った。