パナソニックは5月9日、ポータブルカーナビゲーションの新製品3機種を発表した。社会問題化しつつある高速道路の逆走を防ぐため、逆走を検知すると警告を発するなどの安心機能を搭載した。新製品や実売価格は以下の通り。発売はいずれも6月中旬の予定。

機種名 画面 安全・安心
運転サポート
地図無料更新、
VICS WIDE対応
実売価格
(税込)
CN-G1200VD 7V型 70,000円
大きさ、重さ:W176.5×H113.7×D21.5mm、約360g
CN-G720D 7V型 60,000円
大きさ、重さ:W176.5×H113.7×D21.5mm、約355g
CN-G520D 5V型 40,000円
大きさ、重さ:W129×H86×D17.8mm、約200g
  • 7V型液晶を搭載した最上位モデル「CN-G1200VD」。最新の交通情報サービス「VICS WIDE」に対応するほか、地図データの無料更新にも対応する

  • 7V型液晶を搭載した普及価格帯モデル「CN-G720D」。外観はCN-G1200VDと同じ

  • 5V型液晶を搭載したコンパクトモデル「CN-G520D」

新製品の目玉となるのが、おもに高齢者をターゲットとした安全・安心運転サポート機能。高速道路の本線合流部、ランプ合流部、サービスエリア(SA)やPA(パーキングエリア)の本線合流部で逆走を検知すると、音とアイコンで警告し、危険回避を促してくれる。また、一時停止や制限速度などの道路標識の情報を知らせる機能も新たに搭載した。

位置情報は、これまでのGPS衛星に加え、GLONASS(ロシア)とみちびき(日本)の両衛星からも取得できるように改良。衛星を使わないジャイロ機能も併用することで、GPS信号が届きにくい高速道路や、高速道路と一般道が併走する場所でも現在地を正確に把握できるようにした。

最上位のCN-G1200VDはルート検索機能も改善した。最新の交通情報サービス「VICS WIDE」に対応し、渋滞を回避してより速く目的地にたどり着ける「スイテルート案内」機能を搭載。交通状況の変化に応じて、新たなルートを自動で再検索する機能も備える。CN-G1200VDのみ、3年間(2021年7月末まで)の道路マップデータの無料更新にも対応する。