説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Windowsパソコンに写真をAirDropできますか?』という質問に答えます。

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Windowsパソコンに写真をAirDropする方法は、残念ながらありません。AirDropはiOS 7以降が動作するiPhone/iPad/iPod touch、および2012年以降に発売されたBluetooth LE対応のMacとの間で利用できる短距離ワイヤレス通信であり、Windowsには対応していません。

しかし、iPhoneで撮影した写真をWindowsパソコンに転送する、という限定的な使いかたであれば「Photos Companion」というマイクロソフトが公開する無償アプリで代用できます。AirDropとは異なり、BluetoothからWi-Fiに通信経路を自動切り替えするようなしくみはありませんが、インターネット/クラウドを介さずローカルエリアネットワーク内での通信を行うため高速で、クラウドを利用した転送よりストレスがありません。

Photos Companionでは、Windows 10に標準装備の画像閲覧アプリ「フォト」と連携することで写真転送を実現します。なお、フォトアプリは最新版をインストールし、設定画面にある「Wi-Fiを経由したモバイルデバイスからのインポート機能に対するMicrosoftテストをサポートする」スイッチをオンにしておく必要があります。

その後「フォト」のインポートボタンをクリックして「Wi-Fi経由でモバイルから」を選択し、現れたQRコードを「Photos Companion」アプリのカメラ機能で読み取りましょう。これでカメラロールに保存された写真を選べるようになり、iPhoneからWindowsパソコンへワイヤレス転送できます。転送できるのは写真に限定されますが、AirDropと同様の感覚で操作できますよ。

  • 「Photos Companion」アプリを使えば、Windowsパソコンの「フォト」アプリへスピーディーに写真をワイヤレス転送できます