女優の中山美穂(48)が、8日に放送されたフジテレビ系情報番組『めざましテレビ』(毎週月~金4:55~8:00)にVTR出演し、後世に残した自身の出演ドラマとしてフジテレビ系『眠れる森』を挙げた。
インタビュアーを務める軽部真一アナウンサーの「たとえば3作品、後世に残すとしたら何を選ばれますか?」に、中山は「これは非常に難しいですね……」と悩みながら「ドラマ」「歌」「映画」からそれぞれ1作品を選んだ。
『眠れる森』は1998年10月期のドラマで、親からの精神的虐待などによって心に深い傷を負ったアダルトチルドレンとそれを取り巻く人間模様を中心に「記憶と脳のメカニズム」を描いた純愛ミステリー。脚本は野沢尚氏が担当し、中山は木村拓哉と共に主演を務めた。中山は同作を選んだ理由について、「とても映画的な作りで、脚本もしっかりしていましたし、視聴者もたくさんいました」と説明した。
また、恋する女性を数多く演じてきたことに触れ、「昔の恋は、ひたすらな恋というか、情熱だけというか。昔は携帯電話とかなかったじゃないですか。ないというものの中で恋愛を組み立てるということも、恋を応援する要素ではあったのかなと思います。たぶん今は恋というよりは人間愛みたいな」と自身と照らし合わせる。
「歌」は「初めて大人っぽい曲をいただけて、歌いながら自分で感情があふれすぎてしまって」という理由で「You're My Only Shinin' Star」(1988年)。「映画」は「今までの感じと何か違う。少しアーティスティックな要素が入っていたので私にもこういうお話をいただけるんだと思って」という理由で『Love Letter』(岩井俊二監督・1995年)を選んでいた。
12日に主演映画『蝶の眠り』の公開を控える中山。軽部アナの「中山美穂の映画にハズレはない!」という絶賛の言葉に照れながら、「どんな作品でも受け入れて残る作品を作っていきたい。ただそれだけです」と今後の抱負を語っていた。