脊髄損傷による両下肢麻痺で、今後は車椅子での生活になると公表したアイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかが、8日に放送されたフジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月~金曜8:00~)に電話出演。笑顔でリハビリに励む姿も公開された。また、同じくプロ野球・西武のファンである小倉智昭キャスターがエールを送った。
猪狩は4月11日、都内で強風によって倒れた看板の下敷きになる事故に遭い、緊急手術を受けて入院していたが、グループの公式ツイッターで7日、「『脊髄損傷による両下肢麻痺』となり、自分の力で脚を動かす事が困難で今後は車椅子での生活となります」と発表。自身のブログでも報告した。今後も仮面女子として活動を続け、事務所も支えていくという。
電話出演した猪狩は、自身の状態について「受け入れるのにすごく時間がかかった」と告白。だが、「命が助かったことが何よりもよかった」「車椅子に乗っていたってなんだってできるよ」といった家族の言葉に励まされて前向きな気持ちになったと言い、「車椅子に乗ってやりたいなと思っているのは、作詞活動やラジオや講演。自分の今の現状を受け入れて自分にできることをやりたい」と今後について語った。
小倉氏は「運が悪いという言葉じゃ済まされない。あとになって、なんで(事故現場の)湯島聖堂のところ歩いたんだろうとか、信号が10秒くらい赤が長かったらあんなことにならなかったのにとか、考えると思うんだよね。つらいよね」と神妙な表情でコメント。
猪狩は小倉氏と同じく西武のファンで、2017年9月8日に本拠地で始球式を行った際はワンバウンドしてしまい、いずれはノーバウンドでやりたいと、上半身のリハビリにも意欲的に取り組んでいると紹介されると、小倉氏は「そのうち西武球場でお会いすることもあるかもしれませんね。元気で頑張ってください」とエールを送った。