パラゴンソフトウェアは、Windows Server 2016に対応するバックアップ・コピーツールの「Paragon Backup & Recovery 16 Server」(以下、Backup & Recovery 16 Serverと略記する)をリリースした。本稿で、その主な機能と基本的操作手順を紹介したい。
Paragon Backup & Recovery 16 Serverの特徴と動作環境
まず、Backup & Recovery 16 Serverのシステム要求であるが、以下の通りである。
- 対応OS:Windows Server 2008 R2、2012、2012 R2、2016(x64各日本語版)。いずれも管理者(Administrator)権限が必要となる。
- CPU:Pentium 1GHz以上のインテル互換CPU
- メモリ:1GB以上
- HDDの空き容量:1GB以上(バックアップ先は、別途、必要)
- 対応ファイルシステム:FAT16/FAT32、NTFS(v1.2, v3.0, v3.1)。ReFSには未対応
- バックアップ先として利用可能なメディア:HDD(IDE、SATA、SCSI、SAS)、SSD、CD/DVD/BD、USBメモリ、ファイル共有されたネットワークドライブ
いずれも、バックアップソフトとして、ごく一般的である。Backup & Recovery 16 Serverのすべての機能については、パラゴンのWebサイトを参照してほしい。
ここで、ふれておきたいのは、HDDのコピー機能を持つ点である。最近では、バックアップ代わりに、HDDをまるごとコピーするといった方法もある。もちろん、時間はかかるが、サーバーがクラッシュした際の復旧策としては、有効な方法でもある。さらにBackup & Recovery 16 Serverでは、さまざまなコピー機能が搭載されている(たとえば、HDDからSSDのように、少ない容量へのコピーなど)。