俳優・鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合20:00~20:45 BSプレミアム18:00~18:45/再放送 土曜13:05~)の第17話「西郷入水」が6日に放送され、平均視聴率が12.0%だったことが7日、分かった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。
本編を休止して4月1日に放送された特別番組では初の1ケタ台となる9.7%。以降は13話13.0%、14話11.9%、15話13.4%、16話11.1%、17話12.0%と11~13%の前後を推移している。
17話では、吉之助(鈴木亮平)と月照(尾上菊之助)が幕府の追っ手から逃れながら薩摩に身を隠すことに。斉彬亡き後、再び実権を握った斉彬の父・斉興(鹿賀丈史)は幕府に刃向かう2人を日向に追放し、実質的には処刑を意味する処分を下す。大久保正助(瑛太)は吉之助の命を救うために斉興に直訴し、ある取り引きを申し入れる。
そんな友の思いを受け取り、月照と2人で身を投げた吉之助。SNS上でも「きれい」「涙出た」と話題になったが、月照を演じた尾上菊之助は「最期のシーンは、ただ気持ちだけで演じました。『心は死ぬと決めてても、身体が生きよう生きようとして、震えます』というセリフがありますが、修行を積んだ徳の高い月照さんでさえ、死の間際には生身の人間というものが出てくるんだなと思いますね。西郷さんとの深い深い心のつながりが、伝わっていればうれしく思います」(番組公式サイトより)と撮影を回顧。
吉之助役の鈴木亮平も、「いざ入水する瞬間は、月照さんを抱きしめて、その恐怖を和らげてあげたいという思いだったけれど、抱きしめた瞬間、自分の中でもとてもひとりでは死ねないような感覚がありました。ふたりだからこそ、覚悟ができたのかもしれません」「お芝居とはいえ、『命を絶つ』ということは、僕にとってものすごく心が苦しい時間でした」と感慨深げに話している。
『西郷どん』視聴率推移・一覧(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
- 1話:15.4% 「薩摩のやっせんぼ」(18年1月7日放送)
- 2話:15.4% 「立派なお侍」(18年1月14日放送)
- 3話:14.2% 「子どもは国の宝」(18年1月21日放送)
- 4話:14.8% 「新しき藩主」(18年1月28日放送)
- 5話:15.5% 「相撲じゃ!相撲じゃ!」(18年2月4日放送)
- 6話:15.1% 「謎の漂流者」(18年2月11日放送)
- 7話:14.3% 「背中の母」(18年2月18日放送)
- 8話:14.2% 「不吉な嫁」(18年2月25日放送)
- 9話:14.8% 「江戸のヒー様」(18年3月4日放送)
- 10話:14.4% 「篤姫はどこへ」(18年3月11日放送)
- 11話:14.6% 「斉彬暗殺」(18年3月18日放送)
- 12話:14.1% 「運の強き姫君」(18年3月25日放送)
- 特番:9.7% 「~西郷どんと斉彬 密着120日~」(18年4月1日放送)
- 13話:13.0% 「変わらない友」(18年4月8日放送)
- 14話:11.9% 「慶喜の本気」(18年4月15日放送)
- 15話:13.4% 「殿の死」(18年4月22日放送)
- 16話:11.1% 「斉彬の遺言」(18年4月29日放送)
- 17話:12.0% 「西郷入水」(18年5月6日放送)