女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦である「ワールドレディスサロンパスカップ」が5月3日、茨城ゴルフ倶楽部にて開幕を迎えた。国内最高峰の試合の一つである同大会には、2017年の賞金女王である鈴木愛選手や、2015年と2016年の賞金女王で「美人プロゴルファー」としても知られる韓国出身のイ・ボミ選手ら国内外の実力者が勢ぞろいした。
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初日を暫定首位タイで終えた上田桃子選手
春のメジャーとなる同大会は、今年で46回目を迎える由緒ある大会。決戦の地となる茨城ゴルフ倶楽部は、砲台でグリーンが小さいのが特徴。ショットの精度はもちろんのこと、普段以上に正確なアプローチが求められ、さらに4日間を戦い抜くための体力も必要となってくる。
3日は、前日2日に開催されたプロアマ戦に出場した元世界女王の宮里藍さんによるサイン会や撮影会が行われた。2017年に現役を引退しても宮里さんの人気は健在で、「藍ちゃんスマイル」を多くのギャラリーに振りまき、ファンと気さくに記念撮影に応じていた。
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「藍ちゃんスマイル」で撮影に応じる宮里藍さん
コースのいたる箇所では各種イベントが開催されており、ゴルフに興味がある人はもちろん、あまり関心がない人でも大会を満喫してもらうための工夫が凝らされている。
例えば、「ワールドグルメチャンピオンシップ!」ではアメリカやオーストラリア、韓国、台湾などの世界各国を代表するグルメに舌鼓を打てる。地元・つくばみらい市からも2店舗出店し、ゴルフのプレーだけではなく「食」の面でも「世界」を体験できる。「サロンパスゴルフパーク」では自分のスイングをチェックできたり、レッスンプロがワンポイントレッスンをしてくれる「ゴルフクリニック」を受けたりすることが可能となっている。
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自身のスイングをチェック
そのほか、スタンプを集めて、豪華賞品をゲットできる「スタンプラリー・抽選会」や、抽選で毎日1,000名に久光製薬商品または大会ロゴ入りゴルフボール(1個)がもらえる「久光製薬お楽しみ抽選会」なども実施されている。
そんな見どころがつまった同大会の初日は、雷雲接近の可能性があるためスタートが遅れ、日没サスペンデッドとなった。暫定首位タイには、上田桃子選手と新海美優選手、三浦桃香選手が2アンダーで並ぶ展開に。強風が吹き荒れるラウンドに、上田選手は「(2アンダーは)上出来の結果。風でボールが流され、ショットもパットも影響を受けた。大きい風のオン・オフで神経を使って疲れた」と疲労の色を浮かべた。
現在賞金ランキングトップの鈴木愛選手は、イーブンパーの暫定14位タイでの発進となり、「ショットもパットも安定していたが、風で切れたりして計算が必要で難しかった」と話した。前回覇者のキム・ハヌル選手は76と崩れ、イ・ボミ選手らと同じく暫定58位タイで初日を終えた。
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前回覇者のキム・ハヌル選手(右から2人目)
