東京ガスはこのほど、東京ガス都市生活研究所が実施した「生活定点観測調査」をもとに、都市生活レポート『プライベートは"ウチ余暇"を楽しむ~家での日常を大切にする、新しいフツウの暮らし~』を発行した。

余暇重視派が仕事重視派を上回る

2017年の調査で、生活の力点のおき方を尋ねたところ、「仕事においている」に近いと答えた人は48.2%だったのに対し、「余暇においている」に近い人は51.9%と、調査開始以来、初めて余暇重視派が仕事重視派を上回った。

余暇の過ごし方について、自由に使える時間をどこで誰と過ごすことが多いか質問すると、平日は「家でひとり」(61.4%)が最も多く、次は「家で家族と」(42.8%)と続いた。一方、休日は「家で家族と」(52.8%)が最多で、次は「家でひとり」(49.8%)となった。

今後の余暇について、「家でひとり」の過ごし方を充実させたいと答えた割合は64.8%、「家で家族と」は54.1%。世代別にみると、特に共働き子育て層(夫婦ともに週30時間以上労働している30~40代、小学生以下の子供と同居)において余暇を充実させたい意向が強く、男女ともに「家でひとり」は7割~約7.5割、「家で家族と」は8割前後に上った。

共働き子育て層が望む余暇の過ごし方を調べたところ、「家で美味しい料理を作りたい」には女性の66.7%が「あてはまる」と回答し、全体(48.3%)と比べて20ポイント近く多いことが判明。一方、男性の52.9%は「家で、ピクニックやバーベキューを楽しむ」と考えており、こちらも全体(28.8%)より25ポイントほど多かった。

調査時期は、生活定点観測調査が2017年7月、今後の余暇に関する調査が2018年2月。