一口にシェアハウスと言っても、住民やルールによって住み心地はいろいろです。どうせ住むなら、自分のライフスタイルに合ったシェアハウスが望ましいですよね。
そこで、シェアハウスにはどんなタイプのものがあるのか、そしてその見分け方を、シェアハウス歴4年で7軒のシェアハウスに住み、シェアハウス運営会社でも働いた経験のあるシェアハウスアイドルの世界のマキタさんに伺いました。
外国人の多いタイプ
「メリットは異文化を知ることができることですね。外国語を教えてもらったり、外国の食べ物をおすそわけしてもらえることもありますし、その国の楽しみ方を教えてもらえます。デメリットとしては、言葉が通じないとコミュニケーションがとりにくいとか、外国とは違う日本独自のルールを教えてあげる必要があったりします」
ハウス内の交流が多いタイプ
「楽しいことが最大のメリットです! いろいろな人と関われて、いろいろな価値観に触
れられます。仲がよくなると生活しているだけで楽しいですし、真剣な悩みも相談しあえたりします。デメリットを挙げるならば、静かに暮らしたい場合には自分のペースが保ちにくいということがあります。あとは、音がうるさく感じてしまったりも。楽しすぎてみんなと遊んでばかりいて、自分の時間がなくなってしまうこともありえますね」
人数が多いタイプ
「メリットは母数が多い分、たくさんの人と関わることができることです。大規模なシェアハウスだと音楽スタジオやシアタールームがあるなど、共有スペースが充実しています。また、イベントをやる時にも大人数が集まりやすく、盛り上がりますよ。デメリットは、メンバーがいくつかのグループに分かれてしまいがちで、顔を合わせない人が出てくること。あと、誰が何をしているのかわからないことも挙げられます」
人数が少ないタイプ
「コミュニケーションの密度が高いので、ハウス全体でまとまりがあることがメリットと言えます。住んでいる人が何をしているのか、だいたいわかるので安心できます。デメリットは、イベントの時に人数が集まらないと盛り上がらないことが挙げられます。共有スペースに特徴がない、ただのリビングしかないということもありえますね。また、人間関係が密接な分、トラブルがあったり、苦手なタイプの人がいた場合は大変かもしれません」
自分が入居を検討しているシェアハウスがどんなタイプなのか、見分ける方法はありますか?
「まずはシェアハウスのポータルサイトをチェックしましょう。実際に内見に行った時に担当者に質問をしたり、共有スペースをチェックしたりすることも重要です。外国人が何割住んでいるか、入居者間の交流は頻繁かなど、内見前に担当者にメールで聞くこともできますよ」
自分がシェアハウスで何がしたいのか、どんなふうに暮らしたいのかイメージしておくことと、それをふまえて入居前に見学したり、気になることを質問するなどして、自分に合うシェアハウスを見極めることが大切と言えそうです。
《取材協力》
シェアハウスアイドル 世界のマキタ さん
シェアハウスの魅力を伝える世界初の“シェアハウスアイドル”。これまで訪問したシェアハウスの数は国内、ベトナム、オーストラリア、スペインなどの海外を含む約40棟。「シェアハウスの魅力と共に、アラサー女子が好きな場所で好きな仕事をして自由気ままに生きる様子」を発信している。
https://sekamaki.com/