三郷南IC~高谷JCTを結ぶ東京外かく環状道路(以下、外環)が、6月2日に開通する。その開通を前に、“つくりて達”の想いを伝える、土木史上初の写真展「俺の外環」が開催される。

  • 外環に込められた想いを体感せよ!

同イベントは、外環(千葉県区間)の開通を機会に、より多くの人に外環という存在について知ってもらい、さらに土木を身近に感じてもらうことを目的としている。5月12日の1日限り、松戸IC付近のトンネル内にて実施されるとのこと。メインとなるのは、外環の建造に携わった設計者や現場監督、職人、ガードマンなど“つくりて”側の想いを伝える写真展だ。

  • 展示写真イメージ

1969年にスタートした外環の都市計画は、事業用地の取得から開通までに半世紀を要していることになる。今回の開通により都心の交通の円滑化や物流の生産性向上も大いに期待されているが、土木の現場や関係する人達のストーリーは決して表に出ることはない。この取り組みでは、そんな外環の裏側と、道路に込められた情熱、そして魂をお届けする。

10~16時に開催される写真展では、日本を代表するイラストレーター・開田裕治氏による描き下ろしイラストも展示される。また、特設WEBサイトでは、限定100名で写真展と同日に開催される「外環トークイベント」「東京外環自動車道ナイトツアー」への参加者も募集している。

「外環」や「土木」の魅力を伝える「外環トークイベント」は、12日の16時30分~18時開催を予定。“大人の社会科見学”の火付け役でもある小島健一氏をコーディネーターに迎え、公共事業土木の技術を世の中に伝える活動を展開している「ツタワルドボク」の代表・片山英資氏とトークセッションを繰り広げる。

18~19時の間は、開通前の道路を歩く「東京外環自動車道ナイトツアー」が行われる。案内してくれるのは、首都国道事務所やNEXCO東日本千葉工事事務所の職員。開通にかける熱意や苦労した体験談まで、普段は聞くことのできない話を伺いながら開通前の道路を見学できる。

「トークイベント」と「ナイトツアー」は限定100名のみの参加となるが、写真展は誰でも入場可能とのこと。普段何気なく利用している道路の裏側を覗くことができる、またとない機会をお見逃しなく。