主婦の友社はこのほど、『ゆるスクワットの教科書』(税別1,000円)を発売した。
同書の著者は、山梨大学大学院教授で医学博士の小山勝弘医師。同書では、小山医師による「自宅でできるがんばらなくていいスクワット=ゆるスクワット」を紹介している。
ゆるスクワットを行う時間は、一日わずか3分。それでも適度な運動となるため、やりすぎは禁物だという。「基本のゆるスクワット」は、いすから立ち上がり、腰を下ろすといった日常生活で誰もが行う動作。だが、その動きをスローペースで行えば、若い年代の人でも立派な筋トレになるとのこと。
基本のスクワットの効果は、太ももの前側にある大腿四頭筋、後ろ側のハムストリング、お尻の筋肉の大殿筋、ふくらはぎ周辺などの筋力や柔軟性の向上が挙げられる。また、血流がよくなり筋肉量が増せば基礎代謝が上がり、引き締まった体になるとのこと。股関節やひざ関節にかかる負担も軽減するという。
そのほか、腰痛がある人でもできる「プリエ・スクワット」、ひざが痛い人に向けた「アイソメトリック・ゆるスクワット」、尿もれが気になる人など、悩みに応じたスクワットも紹介。さまざまなスクワットを組み合わせるほか、日替わりで種類を変えでもよいとのこと。
ゆるスクワットは普段から運動習慣のある人よりも、「体を動かすのがおっくう」「運動が苦手」「適度な運動をすすめられても、何をしたらいいかわからない」と思っている人の方が効果を実感できるという。