メディプラスはこのほど、ストレスオフ県ランキング上位5県・下位5県の「趣味の過ごし方」について明らかにした。これは3月7日~17日、20~69歳の女性7万人を対象に実施した「ココロの体力測定2018」の結果をもとに分析したもの。
「ココロの体力測定2018」は、厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」をもとに独自加工して、点数化している。その結果から、47都道府県の女性のストレスオフ(ストレスがキャパシティを超過し、心身に蓄積することで起こる疲労状態「ストレス性疲労」をオフすること)の度合いを推定し「ストレスオフ県ランキング」を発表。ストレスオフ度が高い県の上位5位は「愛媛県」「静岡県」「佐賀県」「島根県」「長崎県」だった。
一方、ストレスオフ度が低い県は、岩手県、北海道、岐阜県、長野県、秋田県となっている。
今回、ストレスオフ度の上位5県の4,277名と下位5県の高ストレス者1,077名、および低ストレス者475名を対象とし、「勤務日・平日」と「休日」にどれくらい趣味に時間を使っているかを調べた。その結果、「勤務日・平日」では差はみられず、共に「ほとんどない」が3割を占めた。
しかし、「休日」は「1時間以上」趣味の時間を持っている女性が、上位5県が下位5県を8ポイント程度上回った。「ほとんどない」は、下位5県が上位5県を同程度上回っている。同社によると、休みの日にゆっくり趣味の時間を過ごしているかどうかが、ストレスオフに影響していると推測できるという。
月に1回以上行っている「趣味・健康行動」について上位5県と下位5県を比較し、上位5県女性がより積極的に行っている行動を分析した。ストレスオフ県1位の愛媛県で目立ったのは「サイクリング」で、下位5県と比較すると1.65倍と高くなっている。「整体・マッサージ」が1.44倍、「ガーデニング」も1.27倍と高かった。
次に、下位5県におけるストレスレベルによる行動の違いを調べた。低ストレス女性と高ストレス女性と比較すると、「登山」は3.59倍、「テニス」は3.17倍、「スポーツ観戦」は3.1倍と、それぞれ3倍以上、低ストレス女性の方が積極的に行っている。上位5県女性と、下位5県低ストレス女性の両方に共通していたのは「ガーデニング」だった。