女優の永野芽郁がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『半分、青い。』(毎週月~土曜8:00~)が4月2日より放送中。同作は、失敗を恐れないヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまでを描く。放送開始を前に永野がインタビューに応じ、ヒロインを演じる心境やドラマの見どころなどを語った。
インタビューは全5回で掲載。ラストの第5回は、撮影セットと衣装のお気に入りについて。
――セットで好きなところはありますか?
楡野家の茶の間が好きです。みんながあそこに集まって、机も一つの大きいのではなく、小さいのが2つ並んでいるんです。それもまたいいなと思って、1つではなく2つをみんなでくっついて食べるっていうのが毎回キュンとしています!
――懐かしいなと思うものは?
私が生まれる前なので、懐かしいというよりすごくレトロだなと。昔流行っていたものが今流行っているみたいな現象が、セットを見て『あ、こういうのもまた流行り出すのかな』とか、『若い人たちにも浸透していったりするのかな』と思いながらセットを見ています。
――鈴愛の部屋はどうですか?
絵がいっぱい! 絵が好きだから絵がいっぱいあるのと、よくわからない人形が何匹かいる。あと、ベッドが本当に温かくて、撮影疲れたらここのベッドで一晩寝ようって思えるくらい鈴愛は本当にいい睡眠をとっていると思います。ベッドがお気に入りです!
――セットの中で、今と違うなと思ったものは? どう使うんだろうと思ったものはありますか?
どう使うんだろうって思ったものはなくて、母が鈴愛と同じくらいに生まれているので、始まる前に母にいろいろ話を聞いていたりもするし、ネットで調べたりしてやってますけど、今考えるとネットで調べるっていうのが全然違うなと思います。あと、セットの中のポスターや字体、色合いだったり、そういうところでも昔だな、レトロだなと感じるのは多いですね。物というより雰囲気で感じるものもすごく多いです。
――鈴愛の衣装とヘアメイクについて、可愛いと感じているところやこだわりを教えてください。
ヘアメイクはファンデーションしか塗ってないので、メイクしたいなって思うくらい。衣装は、私が古着が好きだから古着に近いものがすごく多くて、オーバーサイズのデニムのアウターとかも、組み合わせ方がちょっと鈴愛独特だからオシャレに見えないときもあるんですけど、それをイマドキに着ることもできるような服装だから、鈴愛の服好きだなと思っています。赤いデニムのオーバーサイズのジャケットがすごくかわいくて、それは終わったらもらおうって! きっと買い取ってるはずだから、もらおうって勝手に思ってるんです(笑)
――私服に?
私服にできる! チェックのスカートにクリスマスみたいな柄のニットとかを合わせちゃうから年中クリスマスみたいになってるけど、合わせ方を変えて下をデニムにしたり、上をもうちょっとピタっとしたニットにするとかイマドキな組み合わせにすれば全然。休憩中もそれで外歩けるなって思うくらいな感じです。
永野芽郁(ながの・めい)
1999年9月24日生まれ。東京都出身。小学生の頃にスカウトされ、芸能界入り。ファッション誌『ニコ☆プチ』、『nicola』の専属モデルを経て、2016年8月より『Seventeen』の専属モデルに。テレビ東京系『こえ恋』(2016年)でドラマ初主演、『ひるなかの流星』(2017年)で映画初主演。2017年はカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』、映画『帝一の國』、『ミックス。』など話題作に多数出演。「カルピスウォーター」や「UQmobile」などCMでも活躍している。
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