女優の吉本実憂が、きょう29日(深夜1:00~1:55)に放送されるカンテレの単発バラエティ番組『○○発東京行き 2018春~まだまだドラマがありました~』(関西ローカル)のナレーターを担当する。
この番組は、大阪から東京を目指して高速バスで上京する人たちに密着するもの。今月15日に全国ネットで放送されたが、1,097人に取材を行った結果、"撮れ高"がありすぎて、急きょ番外編として放送されることになった。
登場するのは、ニートの生活から脱却したいと、家なし、職なしのノープランで突如、奈良県の実家からの上京を決めた20歳の男性、就職の最終面接を受けるために上京する女子大生、「コーヒーのお茶」という世界で初めての商品を開発し、東京で初めて出品するコーヒー農園の経営者などに密着。そして、全国ネット版で紹介した、就職した息子に会うために上京した兵庫県在住の夫婦なども登場する。
ナレーターを担当する吉本は、自身も福岡から上京した経験を持ち、全国ネット版でのスタジオ収録には、パネラーとして出演。番外編のナレーション収録を終えて、「あらためて上京ってすごい勇気がいることだなって思いました。『みんなほんとに頑張ってほしいな』『みんな幸せになってほしいな』と思いましたね」と感想を語る。
2012年に高校1年生で母親とともに福岡から上京したが、この春から一人暮らしに挑戦。「本当に人がいっぱいいるので、東京にいるだけで、仕事の面でも精神的にも、鍛えるには絶好の場所。東京にはチャンスがいっぱいある。芸能の仕事はもちろんですけど、お店がいっぱいある分、自分が夢中になれるものを見つけるチャンスがいっぱいあると思います。自分自身も鍛えられていますね」といい、「もともと人見知りで、『人と関わりたくないな…』と思う時期もありました。今までは、特に大人に対してすぐに壁を作っていたんですが、人と関わらなければやっていけない仕事だし、芝居を始めて、人の性格をたくさん知っておかないと色んな役ができないと思って、『もっと人のことを知らないと』と思って。鍛えられました(笑)」と成長したそうだ。
全国ネット版の放送時は「実は少しだけ落ち込んでいたんです」というが、「番組を見て『もうちょっと目標をもってがんばらないと!』と思いました。毎月目標を決めているんですが、あらためて4月の目標を前向きに考え直しました。その日から笑った毎日を過ごしています。本当に素敵ですごい番組だなと思います」と、元気づけられたそう。それだけに、「観たら前向きになれる番組です。人間が落ち込んだ時に、元気にさせてくれるのは人間だと思うので。私もそういう人になりたいし、そうやって人に勇気づけられて元気になれたことがあるので、私も元気づけられる人になりたいです。ぜひ、ご覧ください!」と呼びかけている。