スタートトゥデイは4月27日、2018年3月期通期決算発表にて、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT (ゾゾスーツ)」の開発体制について言及した。

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「ZOZOSUIT」は、着用者の体のサイズを計測できる採寸用ボディースーツ。当初はニュージーランドのソフトセンサー開発企業StretchSenseとの共同開発で伸縮センサー内蔵型だったが、生産数が予約数に追いつかず、配送まで最大6カ月程度かかる可能性があるとしていた。

今回の決算発表では、前澤友作氏が新しいZOZOSUITを着用して登場。新たなZOZOSUITは伸縮センサーを内蔵せず、300~400ほどのマーカーが全体に散りばめられている。これを着用し、スマートフォンのカメラで全身の写真を360度撮影することで体のサイズを計測。アプリ側では、自身の体型が3Dモデルとして表示され、各部のサイズを確認できる。

価格は無料(送料は別途必要)。新たなZOZOSUITの出荷数は、今期で600万から1000万枚を見込む。現時点までのZOZOSUIT予約者には、7月中旬頃までに配送を完了させる予定だ。

ZOZOSUITは、今後スタートするプライベートブランド「ZOZO」から展開される商品で「究極のフィット感」を実現するために役立てられるという。ZOZOは、2018年4月時点でTシャツとデニムパンツの2型をラインナップしているが、6月にはカジュアルシャツ、ストレートデニム、スキニーデニムを追加した5型に拡充する。

前澤氏は発表会見で、ユーザーの体型と商品満足度の関係性を機械学習に落とし込み、デザインやパターン(型紙)作成に反映させることで、プライベートブランドの開発精度を上げていくとした。