第55回ギャラクシー賞の各賞が27日に発表され、俳優の高橋一生がテレビ部門個人賞、お笑いタレントのバカリズムが同部門特別賞を受賞した。

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    高橋一生(左)とバカリズム

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞。高橋は大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)などでの演技が、バカリズムは『架空OL日記』(読売テレビ)の原作・脚本・主演が評価された。

また、ギャラクシー賞55周年記念賞には、脚本家の倉本聰氏が決定。『6羽のかもめ』『前略おふくろ様』『北の国から』『風のガーデン』などの名作を残した功績や、昨年放送された『やすらぎの郷』(テレビ朝日)で、昼帯の高齢者層向けドラマ枠を自ら開拓したことなどが評価された。

過去の周年賞では、牛山純一(30周年、93年)、田原総一朗(35周年、98年)、黒柳徹子(40周年、03年)、永六輔(45周年、08年)、山田太一(50周年、13年)、久米宏(同)が受賞している。

ラジオ部門・DJパーソナリティ賞には、長崎放送『あさかラ!』パーソナリティの村山仁志が選ばれている。

このほか、テレビ部門、ラジオ部門、CM部門、報道活動部門の入賞作品も発表。この入選作品から、それぞれ大賞、優秀賞、選奨が選ばれ、5月31日の贈賞式で発表される。

テレビ部門・ラジオ部門の入賞作品は、以下の通り。

●テレビ部門・入賞作品
・『テレビ東京開局記念日ドラマ特別企画「破獄」』(テレビ東京、ドリマックス・テレビジョン)
・『メ~テレドキュメント「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」(メ~テレ)
・『BS1スペシャル「"フェイクニュース"を阻止せよ~真実をめぐる攻防戦~」』(NHK、パオネットワーク)
・『関ジャニ∞クロニクル「TOGAKI HOUSE」』(フジテレビ)
・『映像'17「教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか」』(MBS)
・『NHKスペシャル「戦慄の記録 インパール」』(NHK)
・『NHKスペシャル「スクープドキュメント 沖縄と核」』(NHK)
・『BS1スペシャル「サハリン残留 家族の歳月」』(NHK、NHKエンタープライズ、テムジン)
・『ヤメ暴~漂流する暴力団離脱者たち~』(CBCテレビ)
・『お宝レコード発掘の旅 あなたの思い出の曲かけさせてください』(BS朝日、BEGIN)
・『ETV特集「長すぎた入院 精神医療・知られざる実態」』(NHK)
・『テレメンタリー2018「東京クルド/TOKYO KURDS」』(テレビ朝日)
・『アンナチュラル』(TBS、ドリマックス・テレビジョン)
・『100分deメディア論』(NHK、NHKエデュケーショナル、テレコムスタッフ)

●ラジオ部門・入賞作品
・『最期への覚悟(CBCラジオ)
・『SBSラジオギャラリー「幸せのカタチ~本当の親子 本物の親子~」』(静岡放送)
・『わが人生、島唄にあり~俊造あにぃの遺言~』(FM鹿児島)
・『J-WAVE SELECTION Denka MY JAZZ, MY SOUND』(J-WAVE)
・『新里カオリのうららか日曜日~被爆72年「戦後」はいつまで続くのか~』(中国放送)
・『旧盆特別番組「How to うちなー嫁」』(FM沖縄)
・『ラジオと童謡と~「サッちゃん」の阪田寛夫が残したもの』(ABCラジオ)
・『エフエム徳島・TOKYO FM共同制作 鳴門第九アジア初演100周年記念企画 ドキュメンタリードラマ「歓喜の歌が響く街~第九の里・徳島県鳴門市の奇跡」』(TOKYO FM、エフエム徳島)