富士フイルムは、東京・丸の内に新しいショールーム「FUJIFILM Imaging Plaza」を4月28日にオープンする。Xシリーズをはじめとするデジタルカメラや交換レンズが試用できるほか、機材を外に持ち出して自由に使えるレンタルサービスも用意する。
場所は、皇居外苑に面した日比谷通り沿いに立つ「丸ノ内 MY PLAZA」の3階。地下鉄千代田線の二重橋前駅に直結するほか、JR東京駅や有楽町駅からも徒歩5分ほどでアクセスできる。
Xシリーズを無料レンタル、丸の内などで撮影が楽しめる
入ってすぐの場所にあるタッチ&トライコーナーでは、ミラーレス一眼「FUJIFILM Xシリーズ」や中判ミラーレス一眼「GFXシリーズ」などのカメラや交換レンズが自由に試せる。カメラやレンズのレンタルサービスも用意しており、Xシリーズと交換レンズ(2本まで)を借り出して好きな場所で撮影できる(GFXシリーズはレンタルサービスの対象外)。当日返却の場合、レンタル料はなんと無料(一部レンズは有料)。
奥にはギャラリーが設けられ、作品を大判プリントで展示した写真展が開かれる。ギャラリーの隣はホールとなっており、カメラの使い方や撮り方などが学べるセミナーなどを定期的に実施する。
レンズの検査をする本格的な装置も設置
カメラやレンズの修理受付のコーナーも用意する。この奥には、レンズの状態を細かく測定するための装置が備えられており、修理が必要な状態かどうかをその場で検査できるようになっている。これまで、このような検査用の装置は宮城の修理センターにしかなく、検査をする場合は機材を宮城まで送付しなければならなかったため、レンズが手元にない期間ができてしまった。レンズが使えない不便さを少しでも軽減するためにFUJIFILM Imaging Plazaに測定用の装置を用意し、その場で状態を検査できるようにしたという。
富士フイルムの古森重隆会長兼CEOは「高画質を突き詰めた富士フイルムのミラーレス一眼は多くの方に評価され、現在までの売り上げは対前年で4割増と好調に推移している。交換レンズも30種類をラインアップするまでになった。これからは、多くの方に商品を直接体験してもらったり、充実したアフターサポートを提供する場を提供することが重要だと考える。丸の内という最高の立地で最高の体験やサービスを提供すべく、FUJIFILM Imaging Plazaを設立した」と開設の意図を語った。
富士フイルムは、六本木本社に併設されているFUJIFILM SQUAREにおいて、デジタルカメラのタッチ&トライや写真展を提供する場を用意している。しかし、交通の要衝である東京駅に近い丸の内は六本木よりも交通の便がよく、多くの人が足を運びやすいことから、今後はFUJIFILM Imaging Plazaがメインとなりそうだ。