4月16日開催のボストン・マラソンで日本人として31年ぶりとなる優勝(記録: 2時間15分58秒(速報値))を果たし、プロランナーへの転向を表明した川内優輝選手(埼玉県庁)は、8月26日に「第36回ニューカレドニア・モービル国際マラソン」に出場する。川内優輝選手は同大会に向け、「私の海外マラソン挑戦の原点であるニューカレドニア国際マラソン、楽しみで楽しみで仕方ありません」とコメントしている。
ニューカレドニア国際マラソンは、首都ヌメアのアンスバタ・ビーチロード、シトロン湾沿いなど、ニューカレドニアの美しい海を背景に爽快なランニングを体感できる大会。フルマラソンからファン・ランまであり、初心者から上級者まで幅広いランナーが出場可能。参加登録は大会開催日2日前まで可能となっている。
"天国にいちばん近い島"と言われるほどの美しさを誇るニューカレドニアは、川内優輝選手にとって初めての海外マラソンの地となった。日本国内のマラソンにしか興味も関心もなかった川内優輝選手にとって、ニューカレドニア国際マラソンは「こんなに楽しい雰囲気のマラソンがあるのか」と衝撃を受けた大会だという。その際はハーフマラソンに出走し、優勝を果たした。
10年ぶりの出場に関して川内優輝選手は、「10年ぶりに私の海外マラソン挑戦の原点であるニューカレドニア国際マラソンに参加できることを本当に嬉しく思っていますし、楽しみで楽しみで仕方ありません。想い出の地ニューカレドニアでみなさんと共に素晴らしい想い出をつくることを楽しみにしています」とコメントしている。
また、川内優輝選手の弟で数々の国際大会にて優勝経験のある川内鴻輝選手も出場。レース前日の説明会では、川内兄弟によるトークショーも開催を予定している。大会前日の8月25日には、川内鴻輝選手による朝ラン(1時間ほど予定)、競技説明会、招待選手紹介、個人用ドリンク預け入れおよび歓迎パスタパーティー、川内兄弟によるトークショー(無料)を実施する。
大会当日の8月26日には、マラソン、ハーフマラソン、10kmファンラン、5kmミニレイド・ウァントロ、アニエス・チャレンジ(子どもレース)がそれぞれスタートし、夜には表彰式と無料カクテルパーティーを開催。表彰はカテゴリーごとに行い、賞金・賞品が授与される。なお、マラソン・ハーフマラソンの完走者には、ゴール時の写真がプレゼントされる。
各旅行会社よりニューカレドニア・モービル国際マラソン参加ツアーが催行されており、オフィシャルサイトからは個人でもエントリーが可能(8月24日締め切り)。ツアーおよび個人エントリーの日本人参加者(フルマラソン、ハーフマラソン)は、朝RUN、パスタパーティー、トークショー、大会、表彰式、カクテルパーティーに参加できる。なお、大会前後は飛行機やホテルの混雑が予想されるため、ニューカレドニア観光局は早めの予約を呼びかけている。
マラソンに参加しない付き添いの友人・家族も、タクシーボートで5分で行けるカナール島や、国鳥・カグーが見れるヌメア動植物園やリビエールブルー州立公園、ジュラシックパークさながらの巨大シダの森公園など、海や陸の様々なアクティビティでニューカレドニアを満喫できる。また、2018年は世界最大面積のラグーンの世界遺産登録10周年を迎える年であり、2019年1月31日まで、記念のスタンプラリーを実施している。詳細はニューカレドニア観光局のオフィシャルサイトを参照。