JR東日本横浜支社は26日、「よこすかYYのりものフェスタ 2018」にて伊豆急行2100系「黒船電車」の展示イベントを開催すると発表した。6月9・10日の2日間、横須賀駅2番線ホームに「黒船電車」を展示し、車内を飲食・休憩スペースとしても利用できる。

  • 伊豆急行2100系「黒船電車」。6月9・10日に横須賀駅で展示される

「黒船電車」は「リゾート21」の愛称で知られる伊豆急行2100系の4次車(リゾート21EX)を使用し、下田に来航した黒船に見立て、黒を基調とした塗装となって2004年に登場。車内には幕末の歴史や当時の下田の状況などに関する資料・図版等を展示しており、通常は熱海~伊豆急下田間(JR伊東線・伊豆急行線)の普通列車を中心に運行されるという。

横須賀駅での車両展示イベントは6月9・10日ともに11時45分から14時30分まで開催(最終入場は14時頃)。入場券の購入などは不要で、改札口を出た後、専用出入口から「黒船電車」へ入場する。美しい伊豆創造センターが号車ごとに伊豆の魅力を感じられる装飾を行い、伊豆の観光PRを実施する。車内は開放され、昼食時間帯の飲食・休憩スペースとしても利用できる。なお、入場にあたり「混雑状況によりお待ちいただく場合がございます」「展示車両内は自由席ですので、譲り合ってお座りください」とのこと。

「よこすかYYのりものフェスタ 2018」は横須賀市観光協会の主催で6月9・10日10~16時開催。JR横須賀駅をはじめ、ヴェルニー公園、ショッパーズプラザ横須賀1階店頭広場、海上自衛隊横須賀地方総監部、ドブ板通りを会場に、鉄道や自動車、海上自衛隊の艦船などさまざまな分野の「のりもの」が集結し、各種イベントを行う。横須賀のグルメや特産品の販売も実施される。