来年で40周年を迎える人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の発表が20日に行われた。屈指の人気を誇る『機動戦士ガンダムUC』続編制作決定は大きな注目を集めたが、会場ではシリーズの歴史を大きく揺るがす、もう一つの大きな発表がなされていた。新たな宇宙世紀100年の歴史を描く新作タイトルをシリーズ展開していく、その名も「UC NexT 0100(ユーシー ネクスト ワンハンドレッド)」プロジェクトである。

アムロとシャアの戦いから始まり、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダムUC』へと連なる宇宙世紀サーガ。会場では、「UC NexT 0100」によって、そこからさらに新たな100年を、アニメからだけではなく、ゲームやコミック・小説などのマルチメディアプラットフォームなどからも発信し、新領域まで開拓・拡大することが明らかにされた。

だが、発表では新たな100年が"何によって描かれるのか"については見えたものの、"何が描かれるのか"については判然としなかった。というのも、詳細なタイトルは置いておくにしても、それが宇宙世紀の本伝なのか、外伝なのかによって、シリーズにおける意味合いが大きく違ってくるからだ。そこで、マイナビニュースでは『ガンダムNT』『ガンダムUC』のプロデューサーを務めるサンライズの小形尚弘氏を直撃。同プロジェクトについて質問をぶつけた。

――新たな宇宙世紀100年の歴史を描く新作タイトルをシリーズ展開していくプロジェクト「UC NexT 0100」はすごく大きな意味合いをもつ発表だと思います。ここで描かれるのは宇宙世紀の本伝になるのでしょうか? それとも外伝的なスピンオフものになるのでしょうか?

「本伝です。もちろんパラレルで今までの『サンダーボルト』のようなものもあったりするんですけど、『UC NexT 0100』とついているタイトルに関しては、全部正規のナンバリングタイトルです。これはある意味で決意表明のようなものですね」

小形氏の回答にもある通り、「UC NexT 0100」では新たな宇宙世紀のナンバリングタイトルが紡がれていくという。これは「ガンダム」ファンにとっても朗報ではないだろうか。まずはその第1弾として、2018年11月に『機動戦士ガンダムNT』が劇場公開されるので、映画を楽しみにしつつ、今後の展開に期待したい。

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