ビジネスライフとクロスメディア・パブリッシングは4月20日、疲労回復専用ジム「ZERO GYM」で提供しているプログラムを自宅で手軽に実践できるようまとめた書籍『超疲労回復』(税別1,480円)を発売した。

  • 『超疲労回復』(税別1,480円)

    『超疲労回復』(税別1,480円)

疲労回復専用ジム「ZERO GYM」は、「頭と体の疲労をリセットすること」を目的とした新しい形態のフィットネスジム。同ジムのプログラムを実践した利用者からは、「寝起きが格段によくなった」「熟睡できるようになった」「疲れがとれた」といった声が寄せられているという。

同ジムによると、睡眠は疲労回復の基本だが、頭と身体がガチガチに緊張した状態のまま寝ても、本当の意味での疲労回復にはならないとのこと。脳と体が緊張からときほぐされた「フラットな状態」になり、眠ることが必要だという。

今回発売した同書では、「ZERO GYM」で実際に行われている疲労回復プログラムを、誰でも無理なく30分程度で行えるようにアレンジしたものを紹介している。「ほぐす(ストレッチ)」「流す(自重トレーニング)」「緩める(瞑想・マインドフルネス)」「ゼロになる(最高の脱力)」の4つの型で、疲労回復の最大化をサポートするという。

  • 「Method001」(本文から)

    「Method001」(本文から)

  • 「STEP1ほぐす」(本文から)

    「STEP1ほぐす」(本文から)

同書の刊行に合わせ、医学博士や工学博士の監修者協力のもと、「疲労回復プログラム」の効果について、自律神経や体表温度を常時測定できる小型ウェアラブルセンサを用いて測定実験を行った。

人間は、緊張や集中をすると働く「交感神経」と、リラックスすると働く「副交感神経」がうまくバランスをとることで健康を維持している。しかし、現代人はストレスなどで交感神経が過剰に優位になりがちで、それが体の不調の原因の一つと考えられているとのこと。

実験では、20代~50代の男女25名を対象にプログラム前後の自律神経の変化を測定した。その結果、「疲労回復プログラム」終了後、交感神経機能が10%程度抑制される傾向が続いたという。緊張、興奮が緩和され自律神経のバランスが整う傾向がみられたとのこと。

体表温度も、プログラム終了後に高まる傾向がみられた。一般的に入眠時は体表温度が上がり、熱放射して深部体温が下がる傾向がある。このことから、入眠前に実施することにより、意図的に深部体温が下がり、スムーズな入眠につながる作用があると考えられるという。

同書籍の発売に合わせ、フィットネスアプリ「Fysta(フィスタ)」にて「疲労回復プログラム動画」も公開している。15分Ver.(無料)では、疲労回復プログラムの最終工程「マインドフルネス瞑想」「ボディスキャン」の2つの動作を収録した。