AMDは4月19日に第2世代Ryzenプロセッサとなる「Ryzen 2000」シリーズを発売した。これに合わせて、マザーボードメーカー各社が、対応チップセットとなるAMD X470搭載製品を発表した。まとめて紹介しよう。
第2世代Ryzenプロセッサ(開発コード名:Pinnacle Ridge)は、12nm LP プロセスで製造されるZen+コアを採用し、IPC(Instructions Per Clock)の向上に加えて、動作周波数を従来製品から引き上げた。
既存のAM4マザーボードでも利用できるが、新チップセット搭載製品では、電源回路設計の最適化や、SSDとHDDを組み合わせてストレージを高速化する「StoreMI」が利用できるといった強化が図られている。
ASRock
ASRockは、AMD X470搭載マザー4モデルを発表。メインストリームの上位モデル「Taichi」に、16フェーズ電源回路や高品質コンポーネントを採用した「X470 Taichi Ultimate」を投入する。4月19日より順次販売を開始。CFD販売やマスタードシードなどが取り扱う。ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
製品名 | フォームファクタ | 発売日 | 店頭予想価格 |
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X470 Taichi Ultimate | ATX | 5月2日 | 税別36,980円前後 |
X470 Taichi | ATX | 4月19日 | 税別29,980円前後 |
Fatal1ty X470 GAMING K4 | ATX | 4月19日 | 税別23,800円前後 |
X470 MASTER SLI | ATX | 4月19日 | 税別19,800円前後 |
ASUS
ASRockは5モデルを発表。Intelチップセットで投入したゲーマー向け製品「TUF GAMING」をAMDプラットフォームでも展開する。ゲーマー向け最上位シリーズ「ROG CROSSHAIR」、メインストリーム向け「ROG STRIX」と合わせて、幅広いラインナップをそろえる。ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
製品名 | フォームファクタ | 発売日 | 店頭予想価格 |
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ROG CROSSHAIR VII HERO | ATX | 4月27日 | 税込39,000円前後 |
ROG STRIX X470-F GAMING | ATX | 4月19日 | 税込29,000円前後 |
ROG STRIX X470-I GAMING | ATX | 4月27日 | 税込27,000円前後 |
TUF X470-PLUS GAMING | ATX | 4月27日 | 税込21,000円前後 |
PRIME X470-PRO | ATX | 4月19日 | 税込27,000円前後 |
GIGABYTE
GIGABYTEは3モデルを発表。すべてゲーミングブランド「AORUS」の製品で、最上位の「X470 AORUS GAMING 7 WIFI」は、基板上のさまざまな場所にLEDを内蔵し、イルミネーション機能「RGB Fusion」をサポートする。また、X370搭載マザーも1モデル追加する。ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
製品名 | フォームファクタ | 発売日 | 店頭予想価格 |
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X470 AORUS GAMING 7 WIFI | ATX | 4月19日 | 税込35,000円前後 |
X470 AORUS GAMING 5 WIFI | ATX | 4月19日 | 税込28,000円前後 |
X470 AORUS ULTRA GAMING | ATX | 4月19日 | 税込27,000円前後 |
GA-AX370-Gaming 3 | ATX | 4月20日 | 税込13,000円前後 |
MSI
MSIは3モデルを発表。フラグシップの「X470 GAMING M7 AC」、メインストリーム向けの「X470 GAMING PRO CARBON」、コストパフォーマンス重視の「X470 GAMING PLUS」とバランスの取れたラインナップとなっている。発売日と店頭予想価格は以下の通り。
製品名 | フォームファクタ | 発売日 | 店頭予想価格 |
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X470 GAMING M7 AC | ATX | 4月19日 | 税別32,980円 |
X470 GAMING PRO CARBON | ATX | 4月19日 | 税別23,980円 |
X470 GAMING PLUS | ATX | 4月19日 | 税別16,980円 |