アイドルグループ・ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大が、主演舞台『雲のむこう、約束の場所』の初日挨拶に、高田翔(ジャニーズJr.)、伊藤萌々香(フェアリーズ)、湖月わたる、松澤一之、浅野温子とともに登場した。
同作は、『君の名は。』のヒットでも知られる新海誠監督のが2004年に手掛けた初長編アニメーション『雲のむこう、約束の場所』を舞台化。戦後、南北に分断されたもうひとつの日本を舞台に、国境を越える小型飛行機・ヴェラシーラを製作しようとする若者の姿を描く。
高校生役に、学ラン姿で現れた辰巳は「31なんですけど、日本中どこ探しても、こんなにキラキラキュンキュンしている31歳はいないんじゃないかなと思うくらい、ステージ上でキュンキュンキラキラさせていただいています」ときっぱり。「映像もきれいで、実際に原作の映像を映しながらお芝居をさせていただく。僕たちも世界に入り込める作品になりました」とアピールした。
同じく学ラン姿の高田が「最終稽古がすごい熱量で、本当に泣きそうになったんですよ」と明かすと、辰巳から「泣いてないんかい」とツッコミが入る。高田は改めて「これから本番なので泣くのはとっとこうと。原作のファンの方にも満足していただける作品になっていると思います」と自信を見せた。
「ソワソワして、1時間以上早く入ってしまって余計にソワソワしている」という伊藤は、「緊張もありますが、楽しんで演じていきたいなと思います」と意気込みを語る。しかし、途中で言葉に詰まってしまい、「すごい緊張してるんだなと」と自身に対して苦笑。周囲からも「珍しい! いつも緊張しないのに」と驚かれていた。
フォトセッション時には、率先してパネルを取りに行くなど主演ながら謙虚な様子を見せていた辰巳。浅野が手を辰巳の耳に押し付けると、「なんで耳やってるんですか。ここからキラキラ出てます?」と苦笑。「人生で、浅野さんにこんな風にやっていただけるとは思いませんでした。母に自慢します」と喜んでいた。
東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて4月20日〜4月24日、大阪公演はNHK大阪ホールにて5月2日。