先月31日にTBSを退社したばかりの安東弘樹アナウンサーが、きょう19日(21:00~22:54)に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDXDX 沖縄公開収録スペシャル2018』で、TBS以外の全国ネット番組に、同局退社後初出演する。

局アナ時代と異なり、今は「毎回がオーディション」と語る安東アナ。もちろん、同番組初出演で、ダウンタウンという大御所を前にトークで勝負する収録2時間前という緊張の中、その心境を打ち明けてくれた。

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    安東弘樹
    1967年生まれ、神奈川県出身。成城大学卒業後、91年にTBSにアナウンサーとして入社し、『王様のブランチ』『はなまるマーケット』『ひるおび!』『アッコにおまかせ!』などに出演し、「アンディ」の愛称で親しまれる。18年3月で退社し、芸能事務所・キューブ所属のフリーアナウンサーに転身。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務める。

颯爽と助けに行った浜田雅功

――今回フリー転身後、初めてTBS以外の局で全国ネット番組のご出演が『ダウンタウンDX』になりますが、心境はいかがですか?

一般の視聴者と同じく、まさか自分が見ていた番組に出ることになるなんて思っていなかったので、「本当に!?」という感じです。大きな番組ということもあって、収録2時間前ですけど、まだ実感がわかないですね。放送を見るまでドッキリじゃないかっていうくらい(笑)。収録は別のキー局の番組もすでにいくつかやっているのですが、『ダウンタウンDX』が最初の放送というのは、光栄の極みです。ぶっちゃけて言うと、TBS時代も情報番組が多かったので、ゴールデンの番組はそんなに出ていないので、そういう意味でも緊張します。

――ダウンタウンさんと共演の経験はあるんですか?

僕が新人の時代に『ADブギ』(TBS、91年)というドラマがありまして、同期が加勢大周さん演じるADのモデルだったんですよ。その縁で、制作発表会見の司会をやらせていただいたのですが、ファーストAD役で浜田(雅功)さんが出演していたので、その時お会いしたのが初めてですね。浜田さんは全く覚えてないと思いますけど「おまえ、遊んでるんやろうなあ」って言われて(笑)。

その後は、5年前に『リンカーン』というダウンタウンさんの番組で「45歳運動会」という企画があって、坂上忍さんとかさまぁ~ずのお2人とか、貴闘力さんとかと一緒に参加したときですね。女性に会うためにガードレールをスマートに飛び越えるという競技で、ある出演者が勢い余ってエアマットから飛び出してしまったんですが、そのときに浜田さんがADよりも早くパッと走って助けに行ったんですよ。それがすごく印象的で、カッコいいなと思いました。

体づくりの目標を松本人志に変更

――そのとき、松本人志さんはいらっしゃらなかったんですか?

そうですね。だから、松本さんと番組で絡むのは、初めてかもしれないです。先ほど、資料で松本さんの肉体の写真を見てビビりました。ケタ違いですね。自分も筋トレをするのですが、体づくりの目標が松本さんに変わりました。

――それだけ共演が少ないと、ますます緊張しますね。

前日の夜から沖縄に入って、ある種生殺しの緊張感がずっと続いてます(笑)。人数も多いですし、半分くらいの方は前にもお仕事でご一緒させていただいたこともあるんですけど、やはりあの2人がいて、公開収録でお客さんもいるというのを考えると、相当緊張しますね。お客さんは、僕のことを知らない人もいっぱいいると思うので、「誰?」って思われるところから入る緊張もあります。

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    『ダウンタウンDXDX 沖縄公開収録スペシャル2018』(読売テレビ・日本テレビ系、4月19日21:00~22:54)
    沖縄国際映画祭が行われる現地から、恒例の公開放送。ゲストは安東弘樹アナのほか、高橋英樹、八代亜紀、柴田理恵、木村祐一、勝俣州和、YOU、葛西紀明、遠藤章造(ココリコ)、陣内智則、友近、アジアン、久保田かずのぶ(とろサーモン)、斎藤司(トレンディエンジェル)、斉藤慎二(ジャングルポケット)、塚田僚一(A.B.C-Z)、渡辺直美、誠子(尼神インター)、佐野岳、川田裕美、ゆりやんレトリィバァ、須藤凜々花、みちょぱが出演する。(写真=読売テレビ提供)

――でも『アッコにおまかせ!』で、和田アキ子さんと長年生放送でやり取りをして、鍛えられている部分もあると思うのですが…。

そうですね。ただ、今までは仕切る側だったじゃないですか。仕切る側だと、もちろんアドリブも必要なんですけど、自分のやることがある程度決まっているんですよ。でも、ひな壇側だと、自分の話す内容も決まってないし、毎回がある種のオーディションみたいな感じなので、立場が全然違うんですよね。4月からフリーになって、ありがたいことに想定以上にお仕事をいただいて、ビックリするくらい忙しくて、結構今、テンパってるんですけど(笑)、毎回がオーディションというのは、局アナ時代には味わえない初めて感じるプレッシャーです。