パナソニックは4月19日、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の新製品6機種を発表した。見やすさを重視した19型モデルと、コンパクトな15型/10型モデルを用意する。新製品のラインアップや特徴、実売価格は以下の通り。

機種名 画面サイズ 実売価格(税別)
UN-19FB8 19型 60,000円前後
バッテリー内蔵、動画配信サービス対応、3段階チルトスタンド
UN-19F8 19型 45,000円前後
価格を抑えたシンプルモデル
UN-15TD8 15型 85,000円前後
バッテリー内蔵、防水、タッチパネル、動画配信サービス対応、BDプレーヤー、500GB HDD、4段階チルトスタンド
UN-15T8 15型 78,000円前後
バッテリー内蔵、防水、タッチパネル、500GB HDD、4段階チルトスタンド
UN-10T8 10型 60,000円前後
バッテリー内蔵、防水、タッチパネル、500GB HDD、4段階チルトスタンド
UN-10E8 10型 40,000円前後
価格を抑えたシンプルモデル

シリーズの主力となるのが19型の「UN-19FB8」と「UN-19F8」。60cm離れたテーブルなどに置いて視聴すると、50型の大型テレビと同等のサイズ感で見られるメリットを訴求。「スマホでは物足りないが、大きなテレビを置くスペースがない」と考える単身者などに訴求する。

上位機種のUN-19FB8は、モニター側に3.5時間駆動のバッテリーを内蔵した。YouTubeやNetflix、DAZNなどの動画配信サービスに対応するほか、キャスト機能でスマホから動画を再生することも可能。本体背面のチルトスタンドを改良し、ほぼ垂直(7度)、通常のチルト(16度)、持ち運び&壁掛け(90度)の3種類で調整できるようにした(従来は16度のチルトのみ)。

  • 19型の「UN-19FB8」。モニター側にバッテリーを内蔵する

  • 背面のスタンドの構造を一新した

  • 角度は3段階で変更できる

UN-19F8は、装備を抑えたシンプルモデル。バッテリーは搭載しておらず、スタンドの角度はほぼ垂直(7度)のみとなる。動画配信サービスの視聴にも対応しないが、ほかの部屋にあるDIGAで録画した番組をネットワーク経由で視聴するお部屋ジャンプリンクには対応する。

  • 装備を簡略化した19型モデル「UN-19F8」

  • スタンドは1段階のみの固定となる

15型モデルと10型モデルの一部は防水構造を採用し、お風呂テレビとして使える点を訴求する。15型のUN-15TD8は、本体部にBDプレーヤーを搭載しており、ブルーレイビデオやDVDビデオが楽しめる高性能モデル。主要な動画配信サービスにも対応する(Netflixは非対応)。500GBのハードディスクも内蔵しており、テレビ番組の録画もできる。モニター側に3時間駆動のバッテリーを内蔵し、スタンドは4段階の角度調整が可能。

  • 充実した装備を備える15型モデル「UN-15TD8」。本体部にBDプレーヤーを搭載している

UN-15T8は、装備を抑えた15型のシンプルモデル。3.5時間駆動のバッテリーや500GBのハードディスク、4段階の角度調整が可能なスタンド、タッチパネルを搭載するが、動画配信サービスには対応しない。パネルサイズ以外の装備が共通の10型モデルUN-10T8も用意する。

  • 動画配信サービスへの対応やBDプレーヤーを省いた15型モデル「UN-15T8」。10型の兄弟モデル「UN-10T8」も用意する

UN-10E8は、防水機能や内蔵HDDを省いたシンプルな10型モデル。3.5時間駆動のバッテリーは搭載するが、スタンドは簡易的な構造のタイプとなる。

  • 10型のシンプルモデル「UN-10E8」。モニター部は防水対応ではない