複数の住人が一つの住居を共有し、共同生活を送るシェアハウス。家賃の節約ができ、また同じ家賃で広めの部屋に住めることなどのメリットが評価され、近年は若者を中心に注目を集めている。今回は、マイナビニュースの男女会員501名に、「シェアハウスに住んだことはあるか」聞いてみた。
Q.シェアハウスに住んだことはありますか?(友人とのルームシェアは含まない)
住んだことがある 7.0%
現在住んでいる 1.4%
住んだことはない 91.6%
Q.シェアハウスに住んで良かったと思いますか?
思う 57.1%
思わない 42.9%
Q.その理由を教えてください(自由回答)
■「シェアハウスに住んで良かったと思う」
- 「現在住んでいる: 便利である」(37歳女性/不動産/事務・企画・経営関連)
- 「現在住んでいる:みんながみんな、それぞれの夢に向かっている感じがとても心地よい」(34歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
- 「住んだことがある: いろいろ学ぶことができたから」(23歳男性/その他/その他・専業主婦等)
- 「住んだことがある: 異文化交流ができたので」(33歳男性/クレジット・信販/営業関連)
- 「住んだことがある: たくさんの人とのコミュニケーションができるようになれたことが、よいと思っています」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)
- 「住んだことがある: 寂しさが紛らわされた」(31歳男性/インターネット関連/クリエイティブ関連)
■「シェアハウスに住んで良かったと思わない」
- 「現在住んでいる: 人間関係」(40歳男性/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)
- 「住んだことがある: それぞれの性格や感性などの違いで揉めることがあり、面倒だった」(39歳男性/その他/その他・専業主婦等)
- 「住んだことがある: プライバシーがなかなか守れず、快適でなかった」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)
- 「住んだことがある: 前から住んでいる人たちが仲良すぎて、なんか輪に入りにくかった」(44歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)
- 「住んだことがある: 他人の干渉が、想像以上にウザかった」(42歳男性/サービス/専門サービス関連)
■総評
調査の結果、シェアハウスに住んだことがある人は7.0%、現在住んでいる人は1.4%、住んだことがない人は91.6%と、大半の人はシェアハウスに住んだ経験がないことが分かった。シェアハウスに住んで良かったと思うか聞いたところ、「思う」と答えた人は57.1%、「思わない」人は42.9%と、6割近くがシェアハウスを評価しているという結果が得られた。
シェアハウスは、リビングや台所、浴室などの共有スペースと各人の個室を備えた住居で、その存在はひと昔前と比べとてもポピュラーなものになっている。これまでの家賃が節約できるというメリット以外にも、事業者がさまざまなサービスを提供する「コンセプトシェアハウス」も増えており、これからはますます注目を浴びそうだ。
住んで良かったと思う理由としては、多くの人と一緒に住むことで交友関係が広がったり、視野が広くなったりといった点をメリットに感じていることが分かる。一方で、良かったとは思わないとする人は、人間関係の複雑さに悩んだり、十分なプライバシーが確保できなかったりすることを不満に思っている。やはり、一人住まいほどは自由に振る舞えないことにストレスを感じる人は多いようだ。
今回のアンケートでは、まだ利用者は多くはなかったものの、自身の趣味嗜好や性格などが合えば、シェアハウスは有力な住まいの選択肢の一つとなるかもしれない。その特徴やメリット/デメリットをよく吟味して、慎重に選びたいものだ。
調査時期: 2018年3月30日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 501人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません