ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチが15日、神奈川・横浜アリーナで行われ、王者の村田諒太(帝拳)が、挑戦者のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)に8回TKOで勝利し、初防衛に成功した。
勝利をつかみ笑顔を見せた村田は、リング上で「ありがとうございました」と感謝し、「みなさんも『はよ倒せよ』と思ったと思うんですけど、僕自身も早く行きたいなと思っていて。ラッキーでした」とコメント。王者になってから「見られる立場だということで気が引き締まりましたし、より自分と向き合う時間が多かった」と振り返った。
また、「初防衛戦ということで及第点ってとこです」と自己評価。今後、戦いたい相手を聞かれると「ゴロフキン。目指してやりたいと思います。今のままでは勝てる気はしないのでしっかり強くなりたいです」と答え、「次はもっといい試合を見せられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
村田は昨年10月22日に東京・両国国技館で、同年5月に不可解な判定で敗れたアッサン・エンダム(フランス)に7回終了TKO勝ちし、悲願の王座奪取を達成した。