日経BPコンサルティングは4月13日、国内のブランドを消費者とビジネスパーソンが評価する「ブランド・ジャパン 2018」について、第2回調査結果を発表した。調査期間は2017年11月~12月、有効回答は約6万3,000人。

業績好調の企業が上昇

今回は、消費者編全53業種中10業種における計169ブランドのブランド総合力、および消費者編におけるブランドロイヤルティ指標9項目の各トップ10をまとめた。

業種別ランキングについては、業績好調を背景に順位が上昇したブランドが目立つ結果となった。主な業種をみると、自動車は「トヨタ自動車」(72.6ポイント)が前回に続いて首位。ファストフードは「モスバーガー」(73.5ポイント)が前回に続き首位となったほか、2017年度に過去最高益を更新した「マクドナルド」(68.9ポイント)が前回の7位から4位にランクアップした。

  • ブランド・ジャパン 2018の業種別「ブランド総合力」ランキングファストフード

クレジット・ポイントカードは「Tカード」(69.5ポイント)が前回に続き1位。また前回3位だった「楽天カード」(63.9ポイント)は「VISA」(61.6ポイント、3位)を抜き2位に順位を上げた。

ロイヤルティ指標9項目のランキングでは、「商品力を磨き続けているブランド」(日経BPコンサルティング)が上位にランクインする傾向がみられた。

  • ブランド・ジャパン 2018の「ロイヤルティ」ランキング このブランドの他の製品・サービスも、利用(購入)したい【ブランド拡張性】

例えば、47都道府県別に商品を開発する企画で注目されたカルビーは「他の製品・サービスも、利用(購入)したい」「新商品が出たら概ね利用(購入)する」で首位に。また定番商品の刷新を行うなど商品開発に今なお力を入れているハーゲンダッツは「他のブランドより価格が高くても、利用(購入)する」で首位を獲得した。