俳優の坂上忍が、12日に放送されたフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、一連のパワハラ問題に関して日本レスリング協会副会長で至学館大・谷岡郁子学長に説明責任を求めた。
谷岡学長はフジテレビの番組スタッフに左肩をつかまれてケガを負わされたとして、診断書と共に愛知県警に被害届を提出。フジテレビ側は否定し、12日放送の『とくダネ!』ではその取材時とされる56秒間の検証映像を流し、「番組ディレクターは接触していない」「映像では左肩をつかむ姿は確認できず」「番組ディレクターも否定」と見解を示した。
『バイキング』の冒頭でも谷岡学長が被害届を提出したニュースが取り上げられ、『とくダネ!』の映像を見たという坂上は「腕をつかまれたどうのこうのというのは、画像がタイトすぎちゃって正直、僕は判別がつかなかった」と明言を避けつつ、谷岡学長がマスコミを集めた会見でパワハラを否定しながら後日に第三者委員会によってパワハラが認定されたことに着目。「評判が悪くなったら表に出て来なくなっちゃった。いちばん大事なのは、否定したパワハラは結局どうだったのか」「当然マスコミは聞きたくなる」と指摘した。
最後に坂上は、「僕らが偉そうに『けじめけじめ』と言ってはいけないのかもしれないですけど」と前置きし、「何らかの形で谷岡学長ご本人が表に出て来ない限り、やっぱりお話うかがいたいマスコミの方、視聴者の方、たくさんいるんじゃないですかね」と意見。「谷岡さん、どうされるんでしょうか?」と問いかけて締めくくった。