マツダは11日、同社の先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を搭載した「CX-8」が、2017年度自動車アセスメント(JNCAP)予防安全性能評価において、すべての評価項目を満点の成績で最高ランク「ASV++」を獲得したと発表した。

  • 「CX-8」

自動車アセスメント予防安全性能評価は、車両および歩行者との衝突回避または衝突被害軽減を支援する被害軽減ブレーキ、車線のはみ出しを検知・警告する車線はみ出し警報、バック時の視界情報を支援する後方視界情報提供装置、さらに今年度からは新基準の評価項目として車線の逸脱を防止する車線逸脱防止抑制装置の安全性能試験を実施し、車両の予防安全性能を「ASV++」と「ASV+」の2段階で総合評価する。

この度、最高ランク「ASV++」を獲得した「CX-8」は、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の装備として、被害軽減ブレーキ技術「スマート・ブレーキ・サポート」や「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、車線の逸脱警告・防止技術「レーンキープ・アシスト・システム&車線逸脱警報システム」を搭載しており、すべての評価項目で満点の好成績を収めた。これにより、同評価で既に「ASV++」を獲得している「CX-5」とともに、「CX-8」の予防安全性能は最高レベルであることが実証されたとしている。

「CX-8」のその他の先進安全技術として、認知支援技術である先進ライト「アダプティブ・LED・ヘッドライト」もしくは「ハイ・ビーム・コントロールシステム」と、衝突回避支援・被害軽減技術である「AT誤発進抑制制御[前進時]&[後退時]」を標準装備したことにより、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車(セーフティ・サポートカー)」の「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)・ワイド」に全機種が該当している。

さらに、車線変更時などに斜め後方から接近する車両を知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング」や、駐車場で後退しながら出る際などに接近する車両を知らせる「リア・クロス・トラフィック・アラート」など、車両周囲の危険認知と安全運転をサポートする先進安全技術も「CX-8」全機種が標準装備している。