後藤家のちちとははの子育て日記 母編「母の撮る写真」

私はカメラを始めてから、出産前までフィルムカメラ派だった。

持っているフィルムカメラだとシャッターを押すまでに構図を決めて、絞りとシャッタースピードを決めてピントを合わせる。私はこの動作に時間がかかってしまう。そして、ファインダーを覗いてもピンとこないとシャッターを押さない。だから、フィルムカメラでは出産後は子どもの機敏な動きやコロコロ変わる表情の変化に追いつけず、いいタイミングを撮り逃してしまう気がしたので、対応しやすいようデジタルカメラに替えてしまった。

結果、良かったと思っている。失敗を心配することも少ない。撮った写真は携帯に送ることができて、すぐに家族と共有できる。共有した写真で会話も弾む。そして、シャッター音が小さいカメラだったので、寝ているときに撮っても起こしてしまう心配がなかった。

あぁ、可愛いな。そう思いながら、毎回写真を撮っている。