ビー・エム・ダブリューは9日、プラグインハイブリッド・スポーツカー「i8」に、新型「i8クーペ」とオープンモデルの「i8ロードスター」をラインアップに加えて発売した。両モデルとも、9月以降の納車を予定している。

  • BMW「i8 クーペ」

  • BMW「i8 ロードスター」

「i8」は、持続可能な次世代モビリティを提唱するBMWのサブ・ブランド「BMW i」より2014年に発売された。スポーツカーでありながらコンパクトカー並みの燃費性能を誇り、「i3」とともに量産車として初めてCFRPをボディの基本骨格に採用している。

新型モデルでは、搭載するハイボルテージ・リチウムイオン・バッテリー容量を従来モデルより13Ah大きい33Ahとした。1.5リットル3気筒ガソリン・エンジンは最高出力231PS、電気モーターは従来モデルより12PS高い143PSを発揮し、システム全体出力も従来モデルより12PS引き上げられた374PSとなった。

新たにラインアップに追加された「i8ロードスター」は、電動開閉式のソフトトップを採用した2人乗りモデル。クーペモデル同様にフレームレスのシザー・ドアを採用し、エレガントなデザインとしている。同モデルのために新開発された電動開閉式ソフトトップは、時速50km/h以下での開閉操作が可能だ。さらに、屋根の収納スペースを工夫することにより、収納エリア下に約100リットルもの収納スペースを確保した。

価格は「i8 クーペ」が2,093万円、「i8 ロードスター」が2,231万円(どちらも税込)となっている。