楽天は4月9日、連結子会社の楽天モバイルネットワークが総務省に申請していた、1.7GHz帯の周波数の割り当てについて、正式に認定されたと発表した。MNOとして、2019年10月にサービス開始を予定する。

今回の認可により、楽天モバイルネットワークは基地局などの通信設備を新設。また、電力会社の送電鉄塔なども、携帯電話基地局の設置場所として活用していく。自前の通信網を持つことで、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く第4のキャリアとなる。

  • 第4世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定について

    楽天が発表した文書

楽天はMNO市場に参入することで競争を活発にし、市場全体の携帯電話料金の値下げを狙う。楽天モバイルで培ったMVNO事業者としてのノウハウや、自社が持つECサイト会員などを強みに、第4のキャリアとして地位獲得を目指していく。