フォーブスは4月5日、「日本長者番付 2018」を発表した。それによると、2017年に続いてソフトバンクグループ社長の孫正義氏が首位となった。保有資産は219億ドル(約2兆2,930億円)で前年より15億ドル増加した。

  • 「日本長者番付 2018」上位10人

孫正義氏が2年連続首位

孫氏が率いるソフトバンクは1月、評価額を下回る価格で米ライドシェア最大手ウーバー株を取得。筆頭株主となったことで注目を集めた。

2位はユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正氏で、保有資産は前年比29億ドル増の193億ドル(約2兆210億円)。3位はサントリー代表取締役会長の佐治信忠氏で、保有資産は同48億ドル増の180億ドル(約1兆8,850億円)となった。

前回から最も資産を増やしたのは4位に入ったキーエンス創業者の滝崎武光氏。保有資産は51億ドルから176億ドル(約1兆8,430億円)に急増した。

以下、5位は森章氏(66億ドル/約6,910億円)、6位は永守重信氏(55億ドル/約5,760億円)、7位は三木谷浩史氏(54億ドル/約5,660億円)、8位は高原慶一郎氏(52億ドル/約5,450億円)、9位は似鳥昭雄氏(48億ドル/約5,030億円)、10位は毒島秀行氏(46億ドル/約4,820億円)と続いた。

2018年3月下旬までの12カ月間に、日経平均株価は7%上昇し、円は対ドルで6%値上がりした。また円相場が安定していたこともあり、リスト入りした富豪たちの約8割が前年より資産を増やし、上位50人の保有資産の総額は前年の1,520億ドルから1,860億ドル(約19兆5,000億円)に増加した。