サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート『春が旬! 加工品よりも生わかめのほうがダイエットに有効成分がたっぷり! 』を公開した。
ダイエットフードとしても知られるわかめは、塩蔵タイプや乾燥タイプなどもあり、一年中食べることができる。しかし、ダイエットに効果的な成分は、加工されたものよりも生の方が多いとのこと。
加工されていない「生わかめ(新わかめ)」を食べられるのは、一般的に旬の3~5月の間だけ。生という呼び名で販売されていても、湯通しされたものも多いとのこと。「色が褐色なら生」「緑色になっているものが湯通しされたもの」と見分けるとよいという。
ダイエットへの寄与が期待できるわかめの成分としては、「水溶性食物繊維」「カリウム」「フコキサンチン」が挙げられる。
水溶性食物繊維は水分保持力が強く、水に溶けるとドロドロのゲル状に変化する。糖質(炭水化物)の消化吸収を緩やかにしたり、血糖値の急上昇の予防、コレステロールなどの余分な脂質を吸着し排出したりするなどの働きがあり、ダイエットに効果を発揮するという。腸内環境を整え、美肌や便秘予防の作用もあるとのこと。
カリウムは、余計な塩分を排出して体の塩分濃度や水分量を調整する働きがあるという。そのため、高血圧予防やむくみの解消にも効果があるとのこと。むくみが続いて代謝が落ちると、痩(や)せにくい身体になると言われている。カリウムは、塩蔵わかめが12mg/100gに対し、生わかめは730mg/100gも含まれている。その差は約60倍もあるため、旬の時期の摂取がおすすめとのこと。
フコキサンチンはダイエットサプリにも利用されている成分で、学術誌や学会で近年注目されている成分であるという。その秘密は余剰分の栄養を熱に変換して放出する「UCP1」と呼ばれるたんぱく質を発現させる点にあると考えられている。
フコキサンチンは通常、「体脂肪」と呼ばれる「白色脂肪細胞」には本来存在しないUCP1を発現させる作用があることが、これまでの研究によって明らかになっている。ヒトでの臨床試験においても有意な体重・体脂肪の減少がみられたとのこと。
わかめは、血糖値の急上昇を防ぐ効果があるため、食事の最初に食べるのがよい。特に生わかめは食感がよいのが特徴なので、そのシャキシャキ感を活かした料理がおすすめとのこと。
詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「春が旬! 加工品よりも生わかめのほうがダイエットに有効成分がたっぷり! 」で解説している。