長崎電気軌道はこのほど、路面電車停留場の3分の1にあたる13カ所の名称を8月1日に変更すると発表した。
沿線に観光施設や有名スポットなどがある停留場はその名称を取り入れ、旅行者にもわかりやすく改称する。松山町停留場は「平和公園」、築町停留場は「新地中華街」、浜口町停留場は「原爆資料館」にそれぞれ改める。1系統の電車が発着する正覚寺下停留場も「崇福寺」に変更される。
のりばが2カ所に分かれていた西浜町停留場については、1・5系統が停車する築町寄りの停留場は「西浜町」のままだが、現在は「西浜町(アーケード入口)」と案内されている停留場を「浜町アーケード」に変更して別停留場とし、混乱を解消する。
公会堂前停留場は「市民会館」(新市庁舎完成時にも変更予定)、市民病院前停留場は「メディカルセンター」とし、停留場名と現況との乖離(かいり)を解消する。長崎大学前停留場・大浦天主堂下停留場など、施設・建物に「前」や「下」が付くは名称は施設名のみの名称に改め、最寄り施設を明確にする。
なお、長崎電気軌道も含む長崎県内の交通事業者7社局(長崎電気軌道、西肥自動車、長崎県交通局、長崎県央バス、佐世保市交通局、させぼバス、松浦鉄道)において、2020年から交通系ICカード「nimoca」を導入する予定であることも発表された。