パナソニックは4月4日、ビデオカメラの新製品4機種を発表した。いずれも4K動画の撮影に対応した高画質モデル。新開発のセンサーやレンズを中上位機種で採用し、暗所での画質向上や撮影の利便性を高めた。手ぶれ補正機構も改良し、撮影時の条件に合わせて適切な補正ができるようにした。
新製品の一覧や予想実売価格は以下の通り。それぞれ、販売ルートの違いによって2つの異なる型番が存在するが、製品自体は同じ。発売は5月17日で、HC-VX990MとHC-VZX990Mのみ6月14日となる。
機種名 | おもな装備 | 予想実売価格 |
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HC-WXF1M HC-WZXF1M |
EVF ワイプ撮りカメラ 新センサー&新レンズ アダプティブO.I.S |
税別150,000円前後 |
HC-WX1M HC-WZX1M |
ワイプ撮りカメラ 新センサー&新レンズ アダプティブO.I.S |
税別120,000円前後 |
HC-VX1M HC-VZX1M |
新センサー&新レンズ アダプティブO.I.S |
税別95,000円前後 |
HC-VX990M HC-VZX990M |
4K対応のスタンダードモデル | 税別85,000円前後 |
新しいセンサーは、1画素あたりの面積を従来の約1.7倍に大型化し、夜間や屋内など光量が少ないシーンでの画質を向上した。
新しいレンズは、35mm判換算で25~600mm相当の光学24倍ズームに改良。従来モデルの広角端は30.8mm相当だったので、室内など狭い場所での利便性を高めた。レンズの明るさはF1.8~F4.0。
手ぶれ補正機構は、撮影時の状況(ハイアングルやローアングルなど安定しない状況かどうか)やカメラの設置状況(手持ちで静止しているかパンニングしているかどうか)、使っているユーザーの特徴(熟練者か不慣れな子どもか)などをカメラが把握し、最適な手ぶれ補正ができるよう補正モードをリアルタイムに変更するアダプティブO.I.Sを搭載した。
HC-WXF1MとHC-WZXF1Mは、シリーズで唯一EVF(電子ビューファインダー)を搭載する高性能モデル。ピント合わせやズーム、絞りを細かく調整できるマニュアルリングもレンズの周囲に搭載する。本体サイズはW69×D167×H77mm、重量は約545g(バッテリー込み)。
HC-WX1MとHC-WZX1Mは、EVFとマニュアルリングを省略して低価格化を図った高性能モデル。両者とも、液晶パネル部にワイプ撮りカメラを搭載する。本体サイズはW68×D158×H77mm、重量は約523g(バッテリー込み)。
HC-VX1MとHC-VZX1Mは、ワイプ撮りカメラを省略した売れ筋モデル。シリーズで唯一、レッド、ホワイト、ブラウンの3色のカラーバリエーションを用意する。本体サイズはW68×D142×H77mm、重量は約473g(バッテリー込み)。
HC-VX990MとHC-VZX990Mは、従来型のセンサーとレンズを搭載するスタンダードモデル。ベルトのデザインを改良し、持ちやすさを向上させた。本体サイズはW65×D141×H73mm、重量は約398g(バッテリー込み)。