タレントのビートたけしが3日、都内で行われた「WONDA 2018年ブランド戦略発表会」に出席。事務所独立騒動後初の公の場で、この4月から働き始めた新入社員へ意味深なメッセージを送った。
WONDAの新CMで共演する劇団ひとり、ハライチの澤部佑、オードリーの春日俊彰と出席したたけし。新入社員へのメッセージを求められると、「会社に入ったらまずその会社の人間関係をよく見て、こいつにはついていってはいけない、こいつは上がっていくなと、そういう人たちの動向を見定めて忠実な会社員になって、いずれそいつを裏切って会長になるという下剋上の世の中を想定して生きていってほしい」と意味深な発言で会場をざわつかせた。
ひとりが「何かあったんですか?」とツッコむと、たけしはさらに「一番裏切るヤツは、一番よく働くヤツです」と持論を展開。また、「俺みたいに自分の会社を自分で辞めて怒られるのも珍しい。自分が作った会社を出ていって何で文句を言われるのか、いまだによくわからないけどな」とぼやき、「そもそも俺の会社だ!」と主張した。
たけしは「オフィス北野」を3月いっぱいで退社し、今月から新事務所「T.Nゴン」で活動を開始。1日には、オフィス北野に所属するたけし軍団のダンカン、水道橋博士らが、ブログなどで声明文を発表し、オフィス北野の森昌行社長の経営に「明らかな違法行為」や「完全な裏切り行為」があったと指摘し、森社長がいつの間にかオフィス北野の筆頭株主になっていたこと、会社の役員報酬の金額がたけしにとっては容認できない水準になっていたことを明かした。