小田急電鉄は2日、新型特急ロマンスカー・GSE(70000形)による臨時特急「あしがら61号」をゴールデンウィーク期間中の5月3~5日に運行すると発表した。「あしがら」の愛称名が限定復活し、新宿駅6時20分発・箱根湯本駅7時48分着で運行される。
「あしがら」は1950年から1999年7月まで50年近く親しまれた愛称名だという。3月17日のダイヤ改正に合わせてデビューしたGSEを「あしがら」の愛称名で運行することにより、「小田急ロマンスカーの新旧を感じていただきたいという思いから限定で復活いたします」と小田急電鉄は説明する。
GSEを使用する「あしがら61号」は、早朝の比較的空いている時間帯に都心から箱根エリアへ向かう下りの臨時特急列車(車内販売なし)として運行。箱根エリアでの滞在時間が拡大するとともに、箱根湯本駅から箱根登山電車・箱根ケーブルカー・箱根ロープウェイなどへ乗り継ぐことも可能で、時間を有効活用してゆったり過ごすこともできる。
新宿~箱根湯本間の途中停車駅は町田駅・本厚木駅・秦野駅・小田原駅。乗車日1カ月前の10時から予約・販売を開始し、箱根湯本駅までの特急料金は新宿駅から1,090円、町田駅から820円、本厚木駅から710円など。なお、臨時特急「あしがら61号」が運行される5月3~5日の3日間、夕方以降の上り特急ロマンスカーのうち、箱根湯本駅18時39分発「はこね28号」、同駅22時7分発「はこね72号」がGSEで運行予定となっている。