リスクモンスターはこのほど、第4回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表した。これによると、文系は趣味性・安定性が高い業種、理系は専門知識が活かせる業種が人気という結果になった。
調査結果によると、1位「地方公務員」、2位「国家公務員」と公務員の人気は高く、3位「日本航空(JAL)」、4位「全日本空輸(ANA)」と航空運輸業が続く。ベスト10内に、「日清食品」、「森永乳業」、「明治」、「味の素」と食品製造業が多くランクインしている。
前回調査と比較すると、今回は「国家公務員」と「地方公務員」の順位が逆転しており、「日本航空(JAL)」は前回11位から今回3位、「全日本空輸(ANA)」が前回30位から今回4位と順位を上げ、「日清食品」は前回45位から今回4位で他の食品製造業3社も同様にランクアップしている。「三井住友銀行」は前回30位から今回12位、「みずほ銀行」は前回45位から今回14位、「三菱東京UFJ銀行」が前回45位から今回18位と銀行3行も順位を上げている。
前回から順位を下げたのは、「東日本旅客鉄道(JR東日本)が前回4位から今回12位)、「東海旅客鉄道(JR東海)」が前回5位から今回25位、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」が前回5位から今回25位と鉄道3社という結果になった。
文系・理系別に集計してみると、文系学生が望む就職先の1位は「地方公務員」、2位が「国家公務員」、3位が「みずほ銀行」、4位が「日本航空(JAL)」、「三井住友銀行」、「三菱東京UFJ銀行」、「講談社」となった。前回から順位を上げたのは「みずほ銀行」が前回27位から今回3位へ、「日清食品」が前回144位から今回8位などで、下げたのは、「ジェイティービー(JTB)」が前回2位から今回34位に、「エイチ・アイ・エス(HIS)」が前回11位から今回48位と旅行業2社という結果になった。
理系学生のランキンキング1位は「国家公務員」で、2位が「森永乳業」と「ソニー」、4位が「地方公務員」と「味の素」だった。前回との比較では、「森永乳業」が前回19位から今回2位に、「日本航空(JAL)」が前回67位から今回8位と順位を上げて、前回1位だった「資生堂」は今回39位と大幅に順位を下げた。
就職先を選定するあたり気になる点を聞いたところ、1位は「給与額」50.8%と全体の半数で、2位は「雇用形態(正社員・非正規社員)」33.4%、3位は「福利厚生」30.6%と続いた。
就職先の選定における情報収集手段について聞いたところ、「企業のホームページ・パンフレット」が70.6%と他に比べて圧倒的に多く、「その他のインターネット情報」が28.0%、「友人・知人」23.0%、「SNS」22.6%、「親」12.0%と続く結果になった。